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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

朝日村・振り返り。

定休の長野・朝日村の振り返り。
朝日村・振り返り。_f0053615_2351998.jpg諏訪湖SAから臨む諏訪湖は、どこか池みたいな匂いが漂ってきていました。その後、私の人間ナビにより、迷うこともなく無事、朝日村の美術館へ到着しました。そこは縄文博物館と併設させており、敷地内には随分立派な竪穴式住居の再現などがありました。見た目だけは爽やかな風景ですが、暑かったです。

朝日村・振り返り。_f0053615_2352382.jpg長野の安曇野に20年ちょい住んでいらしたそうで、今回の回顧展に募集をかけた個人蔵の絵も、かなり多く集まったそうです。私は最晩年しかお会いしたことはありませんが、小柄で細身で静かに少し話す方で、既に亡くなっていた祖父に似ているなぁと、少し姿を重ね合わせてみていました。

静六先生の字はとても「自由」で、屏風に書かれた安曇野時代の
昔話風の文章を、意地で全文判読いたしました。
こういう時、昔の漢字などは、時代小説やら昔の文章を読んでいて
身を助けるなと感じますね。

朝日村・振り返り。_f0053615_2352772.jpg静六先生の奥様が、地図を送りがてら美味しいお蕎麦屋さんを教えて下さったのですが、なんと定休日。他の地図も広域版しかなく、どうやらお隣の山形村に蕎麦集落があるとのこと。すると来館した地元のおじちゃんが「そっちだから、ついてきなよ」と声をかけて下さり、お言葉に甘えました。ありがたいですね。

気取りなく声をかけて、本当にすぐそこまで、わざわざ先導して
下さるお心意気。田舎ならではだなぁ。

で、集落は、山梨で言うならば「吉田のうどん」を食べに行ったら、
個人宅を開放して食べてもらうスタイルと同じでした。

あちらは盛りそばがお皿に盛られてくるんですね。
お通しのキュウリと白瓜の漬け物がおいしかったです。
盛りそばと、天ぷら(サクサク美味しい)、馬のモツ煮(醤油と味醂と
砂糖の甘め)。
扇風機の風もぬるま湯みたいな感じ。

道々のレタス畑も、収穫後の取り残された小さなイビツなスイカも、
項垂れていました。
その後松本ICから高速に乗り、下りも諏訪湖SAに寄ったら大混雑。
アイスを食べたり、お蕎麦をお土産に買ったりしました。

時間的に「これから上高地へ」とか、寄る感じでもなかったので
本当に展覧会を見に行っただけ、というくらいでしたが、田舎人から
見ても、田舎は良いなと思うことでいっぱいでした。
by saporterK | 2011-08-12 23:21