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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

坊主頭ブーム。

冗談であれ、言ったことを後から取っ捕まえて飲み込むことはできない。

マテラッツィ、ガットゥーゾ、デロッシ。飛行機から降りたら丸刈りに変身。似合わなくもないけれど、紺のドルガバのスーツに身を包むと、マフィアというよりインテリやくざみたいな様相を呈す。どうせすぐ髪は伸びてくるけれど、愛娘を抱いたマテラッツィの姿は、数年後年頃になった娘には見せにくいショットかもしれない。丸刈りにしたのはカンナバロだというが、何もホントに丸刈りにしなくても。しかも飛行機の中で。っていうかバリカンは荷物検査に通るんだな、というほうに驚いた。
私はイタリア伊達男の「王子様ヘア」が好きなので、ちょっとこれ以上丸刈りが増えたら困るな。アレックスも早く髪伸ばして欲しい。

「優勝したら丸刈りにしても良い」と言うあたりに、矛盾というか「もしかして丸刈りになりたいから、きっかけを作ったのか」と思わせる所がある。だってなりたいから優勝に励んだんだろうから。責任とって頭を丸めるという感覚は日本的なものだろうから、矛盾っぽく感じるだけか。でも願掛けして叶ったら切るイメージは、どこも同じなのかもしれない。それにしても、刈られた3人は、丸刈りじゃないほうが良い。

イタリア代表のスーツというと昔はアルマーニあたりだったはずだが、いずれにせよ彼らの彫刻のように美しい身体を包むためには、必然的に今のイタリアブランドの物が生まれてくるのも、頷ける。美しいものには美しいものを。そしてより美しく。物質に限らず、良いものに触れることで磨かれるものがある。初めてブランドスーツに袖を通した時、彼らももしかしたら「すげーっ」とか言ったかもしれない。でも、あらゆる広告媒体に出て、あらゆる名品あらゆる人物と出会うことで、見よ、美しい集団のいっちょ出来上がり。やはり腰の位置とスネの長さと筋肉のバランスです。
ドルガバ、美しい男たち量産に拍車をかける。
by saporterK | 2006-07-12 12:12