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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

美味しいは大切。

普段より1時間遅い出稼ぎ。ラッシュが過ぎた、いかにも平日という感じの道路状況。おかげで20分も早く着いてしまった。スタジオはガランとして、調整室は電源が落ちている。ストップウォッチを借りて戻ると、ちょうど機材の電源が入ったところ。今日はVTRにコメントやスーパーをのせるだけなので、台本やキューシートを見たところ「・・・私(タイムキーパー)は要らんのでは」と首をひねる。今日のオーディオIさんにも「あれ、来たんだ」などと言われるが、私だって知らないよー。1時間ほどスターダストレビューのライブの様子などを見て、とてもラクちんな収録なり。

先週満席で入れなかった健康系レストランへ。自家製豆腐と秋なすの粒マスタードマリネ(カイワレ、人参、玉ねぎ)、鶏のトマト煮(ゴボウ、人参、じゃがいも、里芋、長芋、サツマイモ、カリフラワー、大根、かぶ、ズッキーニ、れんこん)、オレンジゼリーと赤ワインゼリー、バニラアイス、紅茶、パン。トマトソースは塩気が強かったけど、ほろほろと崩れそうに柔らかい鶏は美味しかった。ゼリーがわりとゼラチンがしっかりしていて、甘いワインゼリーと酸味のオレンジゼリーのバランスがよろしい。どっちか一方だけでは成立しないおいしさ。

時折行くお店が繁盛するのは嬉しい。私の味覚も間違っていないのかな、という安堵感もある。健康ブームなので受けているのもあるし、九分九厘は女性客なので、彼女達を惹き付ける要素があるのだろう。平日の昼にランチが出来るマダムデジュネの中に、ぽつねんといるのも面白い。私が絶対しないような会話の内容に聞き耳を立てたり(殆ど理解不能だけど。)、たった1人のフロア君に「おかあさん」みたいな視線を送るのを見たり、先に食べている私のお皿を覗き見されてるのを見ないフリしたり。私もいずれああいうおばさんになるのかな、と思いながら、おひとりさまでいる気楽さを実感する。だって「あ、私も同じのでいいわ」なんて、絶対言えないから。食べるものを、人に合わせるなんて!!

母上が風邪を召された。家中に風邪菌が蔓延していると思う。その横で、初めてのハンガリーワインの栓を嬉々として開けている私。なんだろう、免疫系は弱っているはずなのに、そういう意味では元気なのだ。因みにエグリ ビカヴェール2000というワインは、土くさいというか皮に入れたワインみたいな味わい。ミディアムなのに、ラベルに「ステーキなどの肉料理に向く」と書かれているだけあって、「牡牛の血」と称されるに納得する印象。私は少し苦手な香りかも。枯れ枝を折った時の匂いがした。或いは冷凍庫に入れたまま忘れ去られたドライフルーツ。確かに、ガッツリこってりした料理と一緒ならおいしいのかもしれないけど。
by saporterK | 2006-10-04 00:39