南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

母上と台風。

テレビで台風情報を見てからお店へ。母上の実家は山近辺なので、台風と言うと雨戸を打ち付け、むしろを垂らし、蝋燭や懐中電灯を集め、ラジオを付けっぱなしにして、水を汲み置いて、おにぎりを作るという、何だかものすごい準備を要していたと言う。同じ県内で「月夜の明かりでも(土地が)灼ける」と言われるくらいのわが町とでは大違いだ。今でも話題に上るが、母上がお嫁に来た年、台風が来ると知って台所にバケツへ必死になって水を汲む母上に、家族中で「何してるの?」と訝しがったという。実家の様子を話して「ここで水害なんてまずないよ」と言われても俄に信じ難かったそうだ。

お店で「お母さん、おにぎり作らなくちゃ」と言ったら苦笑いしていた。でも作りそうな勢いではあった。山からも川からも離れていて、緩い傾斜のため水が溜まることがない土地だが、今回の台風は少しこわい。嫁いだ家での生活のほうが実家より長くなった今でも、母上は台風が来ると大騒ぎをする。今日も、店の前のアサガオやその他の鉢を「どこへ避難させよう。どうしよう」と慌てふためいていた。私が「ここの角に鉢同士をくっ付けて固めておけば良いから」と運び始めても不安な様子は消えなかった。「そこは風が巻き込むかも」とか。鉢を避難させると、母上は自分の菜園にできた野菜を心配。「せっかく実を付けたスイカがダメになっちゃうよ〜」。私は試飲会の料理で使おうと思っている野菜がダメになると、考え直す必要が出てくる。ユリアンはいつも通りにご飯を食べて、敷地内のどこか安全な場所に身を隠している。
[PR]
by saporterK | 2007-07-15 00:17 | Comments(0)