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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

化粧顔はどれも一緒。

履き替える靴を忘れて、サンダルのまま出稼ぎへ赴き「足がつる。足がつる。」と呟きそうになりながらも、情けなく猫背やズルズル歩きはしたくないので、社内をがつがつ歩く。「女の子って大変だよね」と言うのを聞いて、男の人って、女が思うほど何って見てないんだよなと改めて思う。兄上には「薄かろうと濃かろうとお前の化粧した顔で見られると、蛇に睨まれたカエルの気持ちがわかる気がする」とまで言われた。でもスッピンだとガン飛ばしているようでそれも怖いと言われた。

帰りの運転中、冗談抜きで足がつりそうになった。立ち寄ったお店で、大きな声で「31歳で、同棲に懲りて以来誰とも付き合っていなくて、実家暮らし。料理はできない。長時間の仕事も嫌い」と豪語している女の子がいた。同棲に懲りて、の部分は違うけど、世間には思ったより似たような人が多いと思ったら笑えてきた。私を「平成のシーラカンス」と評した人がいたが、どうも私だけじゃないぞ。もちろん、その子は人間的な失敗を経験している点では私とは異なる。もはや古い「負け犬の遠吠えですよぉ」と嘯いていたが、チラッと見えた顔に、私は蛇に睨まれたカエルの気持ちがわかった気がした。と同時に、私の化粧とこの化粧と、兄上に限らず多くの男性は同等に見ているのかと思うとショック。わ、私はクレオパトラみたいな目張りは入れてませんぞ。
by saporterK | 2007-07-27 00:41