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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

友達。

スープが熱々な距離に住んでいるのに、生活時間や休日の違いから暫し会えずにいた友達と再会。食べながら、話しながら、そうそう話してるとこういうパターンになるんだよね、と懐かしむ。長い付き合いになると、どれだけ会わないでいても、会った瞬間から会わなかった時間がカットされたみたいに馴染む。でも経過していた時間に得た経験や記憶などでお互いに変化もあるから同じではないのだが、久しぶりに「ここまでなら話せる」みたいな線引きなしに話せた気分。

その子とは、傍目には彼女が説教し私がモゴモゴ言い訳する図になる。そうでもあるし、そうでもないけど、その場ではなくて少し時間が経ってから「そうなんだよね」と同意したり、自分が固執していたことに気付かされたりする。その場では、やりこめられているような感じで、反発心も起きるし、自己弁護を図りたくなるから、私には1晩くらいの冷却時間が必要になる。だって、得てして彼女の言うことは最終的には正しいのだと解るから、しかし解るだけに返って認めたくないと思う内容もあるので、悶々と布団の中で熟慮を経て漸く「やっぱりその通りだ」と受諾できる。

彼女と話していると、自分の精神状況がよく判る。何を投影しているのかが、ハッキリクッキリ自分に見える。目を逸らしたくても見える。それは彼女が、私が何に苦しんでいるかとか、何を喜んでいるとか、私の話し振りや顔を読み取って、その気持ちを汲み取ってくれているからだと思う。だから、磨いた鏡みたいに、私自身が自分の姿を知ることになるのだ。なので、八つ当たりしたこともある。でも辛抱強く聞いてくれて諭してくれる。今日会えたことは、ちゃんと共時性があるのだろう。私のほうが必要としたのだ。そしてやっぱり自分の姿を見て、納得したのだ。ありがとう。
by saporterK | 2008-09-20 23:38