南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

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露天商になるか。

午後の出稼ぎ。
いつも通り、今日何をするか知らずに行ったところ、早速ロビー前の外で仕事。「これから炭を熾します」というので、軍手をはめ、トング片手に参加。ロビー前には大きなケヤキが育っていて、そこから落ちた枯れ枝を拾い、引火剤の上に落とし、炭を積む。これが思っていたのと違っていた。

私が「火を熾す」というと、茶道の炭手前。シリシリと静かに熾る炭と違い、こちらはバタバタ空気を送ってカンカンに赤々と熾す。ははぁ、勝手が違うもんだな、と関心しながら次々と炭を足していく。焚き火とも違う、茶道とも違う炭の世話。おじさん達が群がってきて「炭をもっと広げろ」だの言いたい放題。聞いていられないのでスルーしながら、きれいに火が熾るように世話をする。美しい火だ。

f0053615_2332528.jpgで、何をしたかと言うと、牡蠣を焼くための準備なり。なぜ携帯で撮ると紫色に写るのか判らないが、世話して熾した火で、石川県穴水の牡蠣を焼いていくのだ。牡蠣を私は食べない。できれば触れることも御免被りたい。痛い目に遭ったわけではないけれど、牡蠣は食べられない。どっちを下にするか判らない人達が、私がちょいちょい乗せるのを見て「逆じゃないのか」と口を挟む。嫌いな食材でも、きちんと扱うのが料理をする人の使命なり。あまりに外野が口を出すので、よっぽど「黙れっ」と言おうかと思った。私は奉行タイプかもしれない。

f0053615_23394890.jpg試し焼きからリハーサル、本番、と何個も牡蠣を焼いては横で誰かが食べていく。遠赤外線効果で、外にいるのにポカポカして、たまに団扇で自分を扇ぐほど。スタッフには「露天商みたい」と言われるし、ホント、本日はこれにかかりっきりだった。お店に戻ってから、磯の香りと燻された匂いに胸焼けをおこし、今もって胃の腑のあたりが重く沈むようである。火熾しは習得した。でも海の家で働く予定はないので、牡蠣の焼き方で身を助けることもなかろう。
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by saporterK | 2006-11-30 23:50 | Comments(0)

お土産。

「完全おのぼりさんツアー」から戻ったマスターから、「彫金はなかなかよかった」という一言が出た。それ以外は聞かぬことにする。

はい、と出されたのは。
彫金と言うからには宮内庁三の丸に行くと推測されたが、渡されたのは伊藤若冲の「動植綵絵」のグリーティングカード。なるほど、そういえばそうだ。
「観てきたの?」
「いや」
シンプルな会話。

でも私の好きな物は(絵に関しては)解っているので、外れがないのは嬉しいところなり。30幅のうち4幅がカードになっている。どうもありがとう。
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by saporterK | 2006-11-30 12:33 | Comments(0)

ジジじゃなかった。。。

バロンドールにはカンナバロが受賞。それはそれでイタリア代表から選出されたのは嬉しいんだけど、個人的にはジジ・ブフォンだったのだが。ワールドカップ時のジジはとても美しかった。リーグが始まってから無精髭をくっつけて、ちょっときたないオッサンみたいな風体になっているのが残念。眉を整えて、髪をピンでとめたかわいいジジよ、カムバック。

ユーベとミランのサイトを毎晩半分目が閉じながら読んでいるけど、やはり「動く」彼らの姿を観たい。スポーツチャンネルでフランスのリーグを流していることがある。稀にブラジルやイギリスも観られる。私はサッカーのスタイルをよく知らないけど、観ていて好きなのは、イタリアとドイツ。世界各国リーグには、外国人選手がたくさんいるけれど、全体的で観ればやはり国独自のカラーというか雰囲気が出ている。

でも、試合を観ながらでないと、なかなか選手はおぼえられない。試合で動いていると、ピッチを俯瞰視した大枠の中で米粒みたいに映っていても誰なのか判る。逆に、いくら雑誌に見開きで顔が出ていても、あまり印象に残らない。

ワールドカップから季節が変わり、新たなシーズンが始まり、コパイタリアももう準決勝になり、彼らも未来へ未来へ前進している。
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by saporterK | 2006-11-29 23:13 | Comments(0)

ミーハーなツボ。

本日定休。
一睡もできないでぐだぐだ朝を迎える。早朝にはマスターと母上は、地区役員の催しとやらで、曰く「完全おのぼりさんツアー」の為に東京へ向かった。バスで一行は向かった模様だが、マスターは、せっかく上京するのに、浮世絵肉筆画展にもダリ展にもアメ横にもジャズ喫茶にも行けないと言って、夕べも怒っていた。そんなわけで朝からご機嫌ナナメな空気が2階にも伝わってくるようだ。

7時を回った頃に意識が遠退く。10時に目が覚め、軽い貧血を起こし、のそのそ起き出して洗濯をしたりユリアンにご飯を食べさせたり自分もご飯を食べたり。映画にでも行こうかと新聞を開いたが、パッとした物もないのでやめる。ユリアンとお店へ外灯タイマーを止めに行き、鉢植えに水をやり、また帰る。近所の氏神様の桜が、紅葉を落として絨毯のようだ。その中をユリアンがかさかさ歩く。いい音だな、と思いながらゆるゆる歩くのも(ほんの短い距離でも)良い。

その後、居間に降りて適当にチャンネルを回したら、再放送枠で「アンティーク」が放送されていた。ドラマなんて普段観られないから、そのまま観てみる。藤木直人は、NHKの朝ドラ以来。性格の設定は判らないが、コックコート姿がかわいいな、などと(確か私より年上のはずだが)思って、結局2話分観てしまった。さらさらの髪をそのままにするパティシエなんていないけど、ドラマに現実味を求めてはいけない。ベビーフェイスの男の人って良いな、と思う。反面それが通用するのもせいぜい40前半までかな、とも思った。「あー、美味しいケーキ食べたいなー」と独り言を繰りながら2時間ほどミーハーになった日。ケーキを作る藤木直人が、本日のツボと見つけたり。でもあまり爪の形がきれいじゃないので残念。たまに観るドラマで、どんな俳優がいるのか知るような生活なり。
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by saporterK | 2006-11-29 18:34 | Comments(0)

貧しきかな。

収録の出稼ぎは休みなので、1人作業の為にいつも通りの出社なり。電気をつけ、リセッシュを空間へ吹き掛け、パソコンの電源を入れ、おにぎりをモグモグしながら開始。朝から寒気と悪寒。風邪というよりは貧血の名残りみたいなものか。日曜日に足元を冷やして、まだ本調子じゃないのかも。

f0053615_032651.jpgお昼の時間になってお腹が空かないので、30分ほど睡眠。制作部の人が取材テープを探しに来た為中断。結局無かった。何となく空腹をおぼえたけど、今からどこか食べに行くこともできないので、久しぶりにコンビニに。カップスープ、サンドイッチ、そしてなぜかシュークリーム。貧しき「過・炭水化物」食。あまり美味しくない。誰もいないのに、こそこそしてしまう。

ため息をついて3時までカタコトと作業。帰り道、本屋に行くも気分がパッとしない。畠中恵「ねこのばば」が文庫になっていたので買う。お菓子のレシピ本を立ち読み。卵白のph値や、オーブンの上火や下火、1g単位の材料とあっては一般家庭向きではないけれど、実験を見るようで面白かった。

お店に戻って仕事。常連の姐さんと先日横浜へ出かけた話。鳩居堂の支店があるので、横浜に行くとポチ袋をお土産にする。山口瞳みたいに、姐さんはポチ袋を常用するというので。ディナーデートに話が及び、その日も最終に乗って帰宅したと言って、また爆笑された。
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by saporterK | 2006-11-29 00:59 | Comments(0)

料理を考える。

レストランウェディングではなく、ホテルでの結婚披露宴のこと。山梨の場合、得てして料理は画一的で、食べた瞬間、何を食べたのか忘れてしまうような物が多い。そして、未だ「テーマのない」支離滅裂メニューが延々と続く。招待客の中に年齢差が生まれるのは仕方ないことだが、和洋中を雑多に出す理由にしてはいけないと思うのだ。ホテルの宴会料理担当者はいい加減その考えを改めるべきである。

今日の料理は、寿司や子持ち昆布以外は私でも作ろうと思えば作れそうな印象(人数は別としても)。そして、レアステーキの断面を見ながら「この大人数料理に、レアを口にして大丈夫かどうか」逡巡。頭の中では「勿体ないオバケ」が激しくタンゴを踊る勢い。結局手もつけずに「さげて下さい」が数品あった。激しい罪悪感よりも、自らの胃を守る為である。

披露宴の食事内容に関しては、友達のせいではない。プランの中に組み込まれたものなれば、イヤでも選択せざるを得ないから。昨今レストランウェディングや小規模な披露宴が選ばれる理由はここにある。せっかくの食事だから。量より質でもてなしたい人が増えたから。職業柄、大勢を招待せねばならない場合は、こうしてホテルや旅館の「お仕着せ」料理でなくては対応できない。難しいところだ。出稼ぎ先で異動したY嬢の披露宴料理は「何から何までこちらが決める」ものだったという。つまり、新郎なり新婦なりその関係者に料理全般に通ずる人がいなくては話にならない。せめてイメージは構築しておかなくてはならない。これもまた一般的には難しいかもしれない。私は面白くてワクワクしてくる。

大規模な披露宴でありがちなのは料理の他に、卑猥な余興、「本日は誠におめでとうございます」以外一切祝福の言葉のないスピーチ、値踏みする視線、特に新婦の友人側テーブルを「飲み屋のねーちゃん」扱いする酔漢。そういうものはこの世から排除すべきである。

それでも、子供の頃からの友達が、新しい社会を築き、ゲーテ曰く「全ての文化のはじまりである結婚生活」を歩もうとする姿を見送り、幸せを願った日。
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by saporterK | 2006-11-26 22:58 | Comments(0)

受付、ですか。

明日は、幼稚園の頃からバレエ教室で一緒だった友達の結婚式。2人で、イタリアンを頬張りつつワインを飲みつつ何時間も話す、なんてことも、殆どできなくなってしまう一抹のさみしさ。「近所にお互い住んでて、片方が引っ越して、再会したらピンときた」不思議な縁が巡ってきたという。トントン拍子の典型みたいな話だった。つい先日「受付してねって、頼んだよね?」「頼まれてません」という電話では、更に数キロ痩せたと言っていた。ははぁ、結婚式って、結婚より女を変化させるんだ。人生で「努力」が猛烈に発揮されるリストの上位に入るだろう。それも、受験とか仕事よりも、色々な面で潤っていそう。結婚式には何人分も行くが、受付を頼まれたのは初めて。ひょろ長い壁みたいな私が突っ立って「お名前お願いします」ですか。。。ふむ。どう見ても受付向きではない私を選んだ理由は、二次会で一番大きくケーキを切り分けてもらった上で、本人に訊いてみよう。

着ようと思っているワンピースは、「この組み合わせってどうか」相談した友達曰く「夜ご出勤のお姉さん」でもあり、県外の友達の結婚式に着ていったらそれが元なのか知らないけど、見合い話が舞い込んだものでもある。横浜人受けしたが、山梨人受けするかどうか、何だか賭けをするような気分。私の身長で、足首のくるぶしが隠れるほどの、義姉上が着たら「殿中でござる」になるような、ながーいワンピースなり。

鏡の睨んで、眉毛を整えたり、吹き出物に薬を付けたり、目尻に小ジワができていないか探したり、マニキュアつけたり、お化粧を練習したりして、普段しないことを「前準備」しているのがすでに自分らしくないような気がしてならない。でも、お祝いする友達と家族への敬意表明には欠かせないのだ。
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by saporterK | 2006-11-25 23:48 | Comments(0)

むー。

夕べ1時すぎに地震があった。ちょっと考え事をしていたのも重なって、結局新聞配達の音が遠くに聞こえるかどうかの頃に寝付く。と思ったら朝の出稼ぎ。夕べ出稼ぎから戻って夕飯を食べそこねてしまう。悪いことは続くのだ。朝起きた顔は最低、お腹は抉れて、内臓が硬く緊張している。

会社に着き、打ち合わせ前に急いで温かいお茶を飲み、サンドイッチをあぐあぐ。それもいけなかった。打ち合わせ中に具合が悪くなり出して、頭痛と胃痛が始まる。そんな日には、中継が絡むもんだ。リハーサル中もずっと胃が痛くて唸り声を上げそうになりながら過ごす。番組と関係ない理由で、久しぶりに胃痛なり。温かいお茶のおかげか内臓が少し緩んでいくのが判る。本番終了まで何とかなりそう、という希望を抱いて、時計を見つめてしまう。

早退するほどではなく、さりとて調子も良くない。お昼もぐずぐずと、とりあえず夕べからの栄養失調分を取り戻している感じで、なんともつまらない食べ方をしてしまった。食事が美味しくない胃痛は久しぶり。お店に戻ると兄上が夕飯を食べている。ポトフ。スープだけでいいな、と思っていたら山盛りてんこ盛り。最近肉類を除けて食べていたのを母上が兄上に告げ口したせいで、私がお皿からソーセージと牛肉を兄上のお皿へ移動させようとしたら怒られた。「出汁はスープに出ているから要らない」と言ってもだめ。まさしく「息も絶え絶え」にして、食べる。苦しい。胃痛の時に肉類は相当体力を消耗させる(ような気がする)。

今の私は、狩猟民族的瞬発力は、必要じゃないんだと思う。たぶん。
嫌いではないけれど、「今」必要としていないだけで。
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by saporterK | 2006-11-24 23:48 | Comments(0)
f0053615_23282461.jpgイルムスのお店は池袋か横浜が最寄り。デンマークの紅茶が発売しているというので見に行ったら、フレーバードティだった。私はアールグレイ以外のフレーバードティは殆ど飲まない。嫌いじゃないけど、一緒に食べる物に対してオールマイティじゃないから。下段の棚にロイヤルコペンハーゲンの紅茶。食器は手が届かないので、代償行為として小さい缶を買ってみる。普段買っているお茶の2.5倍以上なり。他の会社のサンプルがあるのでまだ未開封。しばらく缶を眺めて楽しみたいところだが、お茶も鮮度が命なので、勿体ないなんて言わずにどんどん飲んでしまおう。

不意に、もう何ヶ月も忘れていた「好みの異性」の条件を考えた。以前はシャンパンの栓が開けられて、美術館に一緒に行ける、だった。今回は、食後にコーヒーやお茶を飲んで、甘い物をつまんでくれる人。そういえば、そのネタで盛り上がった友達と会っていないな。連絡してみよう。お互いどれだけリストが増えたか(或いは減ったか)で盛り上がろう。

昨日がつがつ歩いたおかげで朝の足は細かった。本日の瞑想タイムを、昨日のひとり反省会にあてる。瞑想が終わって目を開けたとき、反省することが多すぎて思わずため息。過ぎたことは「傾向と対策」へ活かすべし、という答えを見つけて気を取り直し、心身のリセットの時間へ没入。
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by saporterK | 2006-11-21 00:02 | Comments(0)

「午前様」だけど。

トンネルを抜けるとそこは雨だった、雲隠れ。誠に寒かった。最初の目的を終え、待ち合わせが横浜に変更になったので、そごうに行った。ディナーデート氏はまだ仕事。どうぞどうぞ。私もお買い物がありますから。ふらっとしたところで変な外国人にナンパされた。ま、目的が何であれ「君ってかわいいよ」と、バイバイしながら言われたのは面白かった。本当は他の人に言われたい。外見じゃなくて中身を。2時間ほどうろちょろしてメールが来た。どうぞどうぞ。ちょうどおなか空いた頃ですから。

夏にオープンした横浜ベイサイドクォーター。曰く「豪華客船をイメージした」ビルだが、所々が吹き抜けなので雨の日は要注意。いそいそ歩いていて突然頭上に雨が降り注いで我に返った。ざっとフロアガイドを見たら、レストラン、フィットネス、病院がメインらしい。ふむふむ。内科外科眼科があるのね。で、入ったのはウルフギャングパックカフェ。パスタとピザがメインの系列レストラン。1度行こうと思っていたのでラッキー。美味しさはマニュアル的。料理やお菓子は、文字では伝えきれない「行間」がある。シーザーサラダのロメインレタスにドレッシングを絡めて、どれくらい「くたっ」としたら最高か、とか。自分の手の届かない店舗展開って難しいんだな、と思いながらモグモグ。全体のサービスがよろしい。途中で出された水(の中の氷)が不味いのはよろしくない。

物理的距離と時間的距離の不都合を嘆く。まだ実験段階のシナモンロールとレモン風味のマドレーヌを渡して(被験者になってもらい)、シンデレラにさえなれない我が身を湘南新宿ラインという名のかぼちゃの馬車に預けて終了。田舎暮らしが馴染んで歩くペースが幾分落ちた私は、長いコンパスでサクサク行くのをヒールのロングブーツで小走りに追いかける。競歩でもしているような感じ。見た目だけでもカップルみたいなら良いのに。イルミネーションにロマンは見出さないが、意味なく眺めて歩いてもみたい。ユリアンがちゃかちゃか爪を鳴らして小走りする姿を思い出して、コツコツコツコツ。(良い意味で捉えて)電車の時刻を気遣ってくれたからだろうがサミシくもある。まさか、とっとと帰れだったりして。複雑なり。無情なる時間!
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by saporterK | 2006-11-20 03:09 | Comments(0)