南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

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除夜の鐘。

11時をまわって、菩提寺から鐘の音がしてきた。マスターは護持会役員なので先に行っているが「紅白が終わる少し前に来れば空いてる」と言っていた。「え、もう聞こえるの?」と思って着替えて家を出る。

いたのは役員のおじさんたちばかり。早すぎた。でもおかげで毘沙門堂の中の毘沙門様も本堂も独りでお参りできた。なむなむ。鐘をつくとき、ちょっと今年を考え、ちょっと来年を考えた。で、鐘に向けて今年の煩悩をひと振り清算。

f0053615_23431452.jpg駐車場の一角でお焚き上げもしており、これがとてつもなく大きな焚き火になっている。少し離れていても熱気が伝わってくる。もっと色々な事が去来するかと思っていたけど、頭の中は殆ど浮かんでこなかった。やはり鐘をついた時点でリセットされたということだろうか。ぼけっと火を眺めていたらマスターが暖を取りにきた。ちょうど法条さんが近くにきたので「娘です」な挨拶。永平寺に行ったのは昨年で、まだ雲水さんだったのにね。年下の法条さんというのも何だか不思議だが、修行時より結構頼もしい姿になりつつある。年齢に関係なく敬語を使うのが自然だな、と今日初めて思った。

家に戻ってくると、紅白を見終わった人がいよいよお寺に向かっているようで、次々と鐘がつかれているのが聞こえる。今年も終わりだ。

1年ありがとうございました。
1年またよろしくおつきあいください。Buon anno nuovo!!
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by saporterK | 2006-12-31 23:49 | Comments(0)

片付けか移動か。

自室の掃除をしていて、片付けているのかただ移動させているのかという、毎年同じ疑問を抱く。ゴミ自体は少ない。大物は引っ掛けたり虫食いに遭った服数着。後は紙。タンスの位置を少し替えて、それだけで済みそうだった。

でも以前、棚を替える為に本をまとめて他の部屋に移動させたままだった。洋服を買った時に入れる紙袋は、いつも「服の大きさと割合が合わない」くらい大きいと思っているが、文庫の整理にはちょうど良い大きさ。4つの袋に入れられた本をまた戻すのだが、その後も増殖した為に当然棚が足りない。部屋には戻したものの、半分は紙袋に入っている。売る或いは捨てる本が珍しく出てきた。世間はまもなく新しい年になる。当然、ゴミ収集はストップしている。紙のゴミを捨てられるのも、数日後だ。

本は増えていく。私の悪い所は、昔買った本もちまちま読み返すことか。取捨選択ができないで、離れ家を設計した設計士さんに「余裕があるようでもサンルームの棚や他の部屋に移動させること」と注意されたことが起きている感じ。床が抜けることはないけど、地震がきたら家族のうち誰かを潰す可能性はあるやもしれない。壁に沿って置かれた本の為に、部屋の真ん中に布団を敷く日も来たりして。

今年最後の日に、サンタクロースに「本棚が欲しい」と願ってしまった。
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by saporterK | 2006-12-31 22:26 | Comments(0)

掃除のち同窓会。

朝起きて、まだ鼻声なので凹む。
本日は自宅の掃除なり。マスターは庭の植木を刈り込んでいる。電動でバリバリやっており、手動の私がいてもしかたないので、自宅を受け持つ。母上はあんこを煮て餅を電動餅つき器で作るなどしている。昨年は休みが短くて自宅はざっとしか掃除できなかったので、掃除のし甲斐があった。サンルームの中と外。居間。お手洗い。お風呂場。そして時計を見たら5時。

6時からの同窓会の為、特急で歯を磨き洗顔し着替え化粧し髪を結わえて車に飛び込む。道もあまり混んでいなかったので5分遅れで到着。10年ぶりに会う子もいたが、お互い変わっていないので驚く。3年ないし6年間一緒なので、思い出話も時間軸や人間関係が錯綜しつつ、女子校らしい学生生活を思い返す。先生の悪口を10年経った今でも言ったりして。

近況、昔話、世間話その他、話が多岐に渡る。集まったレストランは、席数に対するスタッフの数、或いはスタッフ一人当たりの受け持ち可能能力が足りなくて、とても変なタイミングで料理が出て来た。シメのケーキが飲み物を殆ど飲んだ後で出されたりして。ざっと見た利幅にちょっと首を傾げたけど、サービス代ということかと思いながらファミレスで二次会。

そこで、話題に上った、噺家の三遊亭楽太郎がおじいちゃんになったような数学の先生と偶然の再会。皆で「S先生」と声をかけたらすぐに判って下さった。その後も多岐に渡る話題が湧き出て、12時半。このまま話し続けたら夜が明けるな、と誰もが思ったので散会。

中高一貫の女子校の集まりらしい感じ。特にクラス全員の近況を把握しようと情報集めしているとき。独身だろうと既婚だろうと、男に関する話題には誰もが喰い付く。そして独身組は皆「高嶺の花と思われてるんだよ」という慰めを受けるのだ。高嶺の花でも手を伸ばそうという男を募集しようね、と言っている間に年月は過ぎていくのだろう。それでも女子校というのは、卒業後も面白い関係なり。
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by saporterK | 2006-12-31 02:46 | Comments(0)

本日6時間ほど。

食欲の衰えぬまま、自分では元気な日。大雨以来吹き始めた八ヶ岳颪を肌に受けながら、ちょっとよろめきながら、お店へ。マスクをして、首にタオルを巻いて、お店の外へ椅子を出し、テーブルを出し、絵を片付け箱にしまい保管庫へ戻し、脚立を立てて照明器具を拭く。

f0053615_2236382.jpg全て外へ出した状態のお店の中。掃除機をかけ水拭きして、いよいよワックスがけ。半固形ワックスをちょこちょこ落として伸ばし擦り込み、乾燥させる。セラミック塗装した床材なので、15年使い古してもまだちょっぴりしか木地は見えない。マスターがお店を開くにつけて抱いたビジョンを、毎年この時期思い返す。そして15年過ぎた時間も。


乾燥を待つ間に食事。2時。テナントのラーメン屋にて奥さんに「昨日より鼻声が酷くなってる」と言われたが、ラーメンとハーフサイズのカレーを食べて沢庵をボリボリ食べる私を見て呆れ半分感心半分といったところか。

その後食後の休憩で、外に出した椅子に座って甲羅干し。ユリアンをかまいながらウトウトまどろむ。ワックスを拭き取る作業が本日のメインイベント。巡礼の如く、膝をつき、両手でゴシゴシ拭き取っていく。無言。ほぼその後も無言で、椅子を拭き、テーブルを拭き、中に戻し、カウンターの中、厨房、お手洗い、洗面所、お店の外と掃除をしていく。本日お昼ご飯を除いて6時間ほどの掃除終わり。

明日は自宅の庭の刈り込みなり。松は無理だけど、他はバリバリ刈ってしまおう。
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by saporterK | 2006-12-29 22:59 | Comments(0)

臨時営業日。

目が覚めて、げへげへ咳をしながらお店へ。マスターがカウンターで宛名書き。お茶を飲んでから作業を始めようとしていたら「あらぁっ今日休みなのぉっ?」という声が外から聞こえた。テーブル席の椅子を一部はすでに外に出してある向こうで母上の声がしてきた。「じゃぁサラダもありませんけど・・・」と聞こえるやお店の中に招き入れている。何事?などと考える暇もあらばこそお客さんは着席。マスターはジャージ。私はフリース、着古しのジーンズ、マスク、当然スッピン。こ、こんな姿でどうしろと?

お店は休み。当然仕入れも仕込みもしていない。サラダもケーキもクリームもない。冷凍保存させている物はあるものの、営業できる状態ではないが、そういうことを一切考えずにするのが母。お客さんは店がどうだろうと「通常」であると思っているものだ。そりゃ、招き入れられたら誰だってそう考える。「作れる物はこれとこれとこれ」みたいに限定せざるを得ない。

私は宅急便の手配があったので出かける。で、戻って来たら人が増えている。更に5人も。しかも食事。いつもと同じなのはお客さんで、情けない姿の「素」な私達。まともなサービスが出来ているとは決して言えない。お詫びに全員にアイスクリームをワンスクープずつ。

咳が酷くなった私は夕方先に帰る。洗濯してお風呂場を掃除して、喉が渇いたついでにキッチンの大掃除をした。でも全然2人が帰ってこない。まさかあれから床にワックスでもかけたのだろうか、と思った頃戻って来た。

「あれから、○○さんと××さんと・・・」結局その後もお客さんが続いていたという。お客さんが入る度、品切れが増え、何だか「在庫一掃みたい」な状態だったそうな。早々とワックスをかけていたら、今日来て下さったお客さん全員を断っている。だって半固形ワックスの匂いたるや、何年使っていてもフラフラしてしまうから。そう考えたら、私達の格好はともかく、お互いにとって「良かった」日。

臨時休業ならぬ、臨時営業だった日。
明日は本当の本当に、世間と同じく休みです。「水曜定休」に固執したマスターが招いたハプニングなり。普通28日が仕事納めですもんね。
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by saporterK | 2006-12-28 23:20 | Comments(0)

出稼ぎも。

朝、晴れて紫外線が厳しそうな空を眺めながら出稼ぎへ。何だかすごい鼻声になっていて、本日オーディオ担当Iさんがミント味のど飴をくれる。甘い部分はなぜかカルピスかマミーみたいな乳酸系の味。箱ティッシュ持参して、調整室に忘れてきてしまった。午後は知事選の特番収録があるそうで、挨拶も有耶無耶なままスタッフは打ち合わせ。駐車場で会ったIさんと「また来年」と、ひと区切りの挨拶をして、出稼ぎも終了。健康系レストランは定休日なので、お昼を食べないで帰る。

花粉症みたいな感じになってきた。
家に戻って着替えてスタジオに。誰が言うでもなく掃除は始まる。窓際の、危険度が高いところや細かい作業は自然と私が手を出す。桟に半分腰掛け、くしゃみをした瞬間、身体が半分以上窓の外に放り出され、タオルは見事ヒラヒラと地上へ落ちていった。窓が外れたら私も落下していた。とても危険。なのに鼻が詰まって頭もボケているのか、間延びして「あーあ」と呟きながら下へ降りてタオル回収。56畳分の床は、とても大変な掃除。3時間半ほどかけて「これで終わり、ということにしよう」

大掃除は始まったばかり。明日はお店の床のワックスがけをメインに。半固形ワックスは、体力要るのです。
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by saporterK | 2006-12-27 18:11 | Comments(0)

年内営業終了。

お店の年内の営業が終わる。1年間ご贔屓下さりありがとうございました。来年もまた1年どうぞご贔屓に願います。

私は朝から出稼ぎへ。ちゃきちゃき済ませてお昼ご飯。健康系レストランで食べるのも年内最後。まるで人生最後のように、厳かに何を食べるか決める。美味しいお昼ご飯なり。午後の一仕事を終え、ブックオフでレシピ本を2冊買ってからお店へ。もう雨はざんざん降りで、車からお店までの数秒走っただけでびしょぬれ。花粉症みたいに鼻水が止まらなくなってしまう。ぶーぶー鼻をかんで、トナカイになっている。まだ保湿ティッシュなんて買っていないので。

年内営業最後の日は、久しぶりのお客さんと常連さんが続く日でもある。だけど出稼ぎがあったばかりに会えなかったお客さんのほうが多い。差し入れの、ふかふかケーキを頬張りながら「でもすぐ帰っちゃったよ」というYさんの顔を浮かべる。ミルクティと一緒に戴きました。1度に2つ。がっつりと。ごちそうさま。

今年もありがとうございました、良いお年を、という挨拶はちょっとさみしい。年賀状をプリントしながら、雷鳴轟く夜中。明日からは、大掃除に追われる4日間なり。
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by saporterK | 2006-12-27 00:42 | Comments(0)

年末。

お店に行く前に、インクの補充用と生活用品を買いにホームセンターに。そして数年ぶりに駐車した場所を忘れる失態を犯した。隣の列の同じ場所だったのだけど、同じワーゲンなのに「いつの間にゴルフがポロになったのだ」となぜか動揺して違う列に行き、当然違う車を見て動揺し、振り向いたらポロと同じ方向で駐車してある自分の車を発見した。

普段なら絶対しないようなことを稀にする。前回は両親と行った映画館の駐車場で、場所は同じだったが階が違っていた。記憶がバミューダトライアングルに飲まれたようなことになると一瞬激しく動揺する。すぐ冷静になるとはいえ、その数秒の動揺が途轍もなく嫌いだ。地球上に人がどれほどいようと、たった独りであるどうしようもない「ぽつん」を認識するから。何事が起きたのかとポカンと立つ自分も嫌いだ。

相当凹んだ気分でお店に出る。エプロンをしてお茶をいれて新聞を開いて。すぐに日常の時間は進んでいく。お客さんは皆いつもより滞在時間が少しだけ短い。誰も彼もが忙しいのだ。お店の中の時間が、妙に緩やかに感じる。

お店は火曜日まで。考えることは水曜日からの大掃除。お店とスタジオがメインで、テナント回り、事務所、車庫、自宅、庭、どこにあるのかわからない敷地内のユリアンの寝床を、4日間で掃除する。梯子に登ってアクロバティックな姿で窓を拭いたり、56畳分ものスタジオの床を雑巾ダッシュしたり、1カ所1日がかりだ。
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by saporterK | 2006-12-25 00:38 | Comments(0)

久々の買い物。

友達と、別の友達の実家が営む縫製工場のニットセールに行く。普通に買ったら物によっては1枚分ほどの値段で4枚買う。血眼で漁ることもなく奪い合うこともなく、人の隙間からひょいっと手にした物は、大抵試着しても「良いな」と思う。だからセールだけど普通の買い物くらいの時間と労力しか使わない。普段から服を買いに出かけない私を知ってか、いつも友達は「今度の週末セールだって」と知らせてくれる。縫製工場直売。最近、学生時代から着ている服がことごとく「(服に使う言葉ではないけど)耐用年数を超えた」感じになってきた。他のサイズは合うのに肩幅が合わなくて着ないでいた物を知り合いに譲ったのも勘定して、いよいよ「1週間で持ち服全部」みたいになってきた。

私は「安物を着ても高そうに見える人になれば良いのだ」という結構無理のある信条を持っている。私は服で個性を主張するタイプではないが、髪も染めず斜め分けした長いストレートをひっつめて、玉石混淆高い安い関係なしに装飾が殆どないシンプルな服を着て歩くのは、多分私の個性なんだろうと思う。

学生時代、買い物に行った友達が見立てた服は、1人で行ったら見ることもないような物だった。鏡の前で、頭にクエスチョンを100個くらい浮かべる私に「ビックリするくらい似合う!」と言ってくれたが、これぞ主観と客観の違いだと思った。人が見て「似合う」服と、私が着て「心地いい」服がなかなか合致しない。お洒落の観点から、私は相当ダサ子だと思う。そしてそれを気にしないので平穏に済んでいるんだろう。数年ぶりに会う人達が「変わらないね」というのは、その辺りのことも含んでいるのかも知れない。安物を着ても高そうに見える、そういうひとにわたしはなりたい。
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by saporterK | 2006-12-24 01:00 | Comments(0)

贈ってもらうならば。

出稼ぎの帰り道にラジオを聴いていたら「サンタは来ない」というお題でリスナーからのメールを読み上げていた。世の中、どこにでも似たような人はいるもんだな、と思っていた。その中で「サイレントマジョリティ」の言葉を聞いて「なんだそりゃ」と思ってすぐ「なるほど」と思ってすぐ「マイノリティじゃないんだ」と思って「ははぁ」と感心した。どうやら世間ではイベント不参加組のほうが割合は高いようである。そんな言葉があるくらいだから。

クリスマス概念を失って久しいので、今日も番組前の休憩中に「パッと欲しい物すら浮かばない」話。普段から欲しい物はあるけれど、クリスマスだからこの機会に、となると少し考える。で、さっきネットショップなどを見てリストアップしてみた。

相手にあまり金銭的負担をかけず特別感があるなら、サエコのエスプレッソマシン、メニーメニーメイクのメランジュールロボ、ルクルーゼの大きめの鍋か。もう少し負担を減らすなら、美味しいシャンパン1本と美味しいケーキ(を一緒に。完璧な組み合わせ。)、欲しい本数冊(1冊にしろなんて無体)。もう少し負担を減らすなら、目元用美容液1本(こっちのほうがシャンパンより高かったりして。)、美味しい紅茶の茶葉数種。もう少し負担を減らすなら、美味しいシャンパンをグラスで一杯、美味しいチョコレートを1粒、美味しいラズベリーを1粒、メール1通(欲しい人から限定)。

考えるほど「自分勝手」で笑える。そして値段の高い物の方が「リアルに欲しい」のも。ついでに私はここで「返報性」は無視している。贈られたら、贈るものです。なので、共に過ごす相手がいたら、チョコレートをつまみ、ラズベリーをつまみ、シャンパンを一口飲んで、一緒に過ごす時間を贈り贈られ、ってことにしたい。そうそう、大人は物欲よりも精神を重んじることだってできるのですから。

その日は通常通りに仕事してます。サービスを供する人だから。
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by saporterK | 2006-12-23 01:41 | Comments(0)