南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

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本を読んだり。

本日定休。
母上は「岩盤浴に行ってくる」と言って車に乗って行ってしまい、本日も家に篭った日。起きて、マーサ・スチュアートの番組でエンジェルケーキにキャラメルアイスとチョコファッジをゴッテリ添えて、低カロリーなはずのケーキが豪華バージョンに変身させられたのを見て、洗濯をして過ごす。

祖父の物か大叔父の誰かの物か、蔵を発掘した時に見つけた「新選夏目漱石集」を読み返す。なぜか第4章から始まる「吾輩は猫である」や、私の大好きな「夢十夜」などが、漢字も古く画数の多い物なので、実はとても読むのに時間がかかるのだが、そこはそれ、時代小説やら文語体の本を読んだ蓄積があるので、ちまちま読んでは漢字の記憶を固めていくのは楽しい時間。(自分の中では「使用有効期限」の切れた、漢字検定3級の実力は、やはり殆ど期限切れだと思うばかりだが。)

冷凍保存しておいたスコーンを解凍し、ブルーベリージャムやクリームチーズ、ピーナツバターを乗せて食べる。紅茶を飲む。そして本に戻る。時々欠伸をして、寝そべったりして、また本に戻る。

至福かな、至福かな。
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by saporterK | 2007-01-31 18:16

こういう時代も。

f0053615_235058100.jpg女学校の先生をしていた私の祖母の本が数冊手元にある。我が家に嫁してから買ったらしい「主婦之友」昭和15年2月号の付録「節米料理と榮用パンの作方八十種」がその1冊。時は戦中、米を何とかして節約していこうとして、それでいて消極的悲観的に我慢をするのではなく明るく積極的に節米し、健康の為に米以外の物を利用しようと啓発せんと出された付録に違いない。

昨今の健康志向の先駆けのようにも見える。これが戦中に出された物でなければそう感じる。メリケン粉とか匁とか使われている言葉は少々時代を感じるが、読んでみると現代でも通用する料理である。尤も節米の為ではなく、単に健康のために。

皮肉なことに、確かに今はお米以外にもパンにパスタにと、主食の幅が広がり定着しているし、白米よりも玄米や雑穀米がもてはやされている。しかし当時の主婦は、無いところから何かを作り、家族の栄養と健康を支えていたのだろう。祖母がこれを使って料理したのかは判らない。家政の先生だったので、たぶん料理も上手だったはず。

朝の番組収録後、健康系レストランでお昼ご飯を食べながら、時代の食料事情は違っても、人は料理への工夫を続けていくのだな、と思った。写真でしか知らない祖母への想いと共に、昭和15年の節米料理を、今度作ってみよう。
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by saporterK | 2007-01-30 23:59

日々研鑽。

テレビで、料理界の動きを特集した番組を見た。各国料理のシェフ達が日本食に注目していて、ボキューズ、ロブション、ガニエールなどの有名シェフが和食のエッセンスを取り入れていることなどが取り上げられていた。日本食の職人もまた外国料理とのワークショップから、自国料理の本質を教え教えられ、研鑽を積んでいる。私は左利きなので、基本的に和包丁が使えない。菜切り包丁も出刃も使えたら便利だろうなぁと思い、1度右手で包丁を使おうとしたが仕事にならなかった。

ラーメンやカレーが国民食になったように、海外でも、日本料理が独自の国民食になる日もあるかもしれない。因みに15年ほど前にカナダでホームステイした時、出されたスープがインスタントラーメンだったことがあった。外国の食材をどしどし使って自分好みに変化させるのは面白いし、味覚の世界も広がる。でも、外の物を取り入れると併行して、自国の食文化の本質というか本来の調理法を知ることも必要だと思う。

私は「最後の晩餐は和食だな」と思っている。最後に食べるなら、ちゃんと出汁を取ったお味噌汁、少し硬めに炊いたご飯は絶対外せない。パスタもスフレも大好きだけど、地球最後の日が事前に判るなら、私は和食の好きな料理を作って、好きな人たちと食べて「ごちそうさまでした」と言ったところで最後を迎えるのだと決めている。
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by saporterK | 2007-01-29 23:55

親子合作。

夕べワインを飲んで、やはり少々胃痛をおぼえて目覚める。ふーむ。
ワイン試飲会のリストを書いてプリントし、ユリアンとお店へ。すると母上が先走って支度を始めており、マスターは地区役員で、町の文化祭設置準備に出かけていた。

冷蔵庫のドアに貼付けたタイムテーブルとチェックリストを眺める。さて、と腕まくりをして、仕込んでいく。母上は、JAで貰った美川憲一ショーに出かけたし、マスターは午後もう一度文化祭に顔を出す為に2時間ほど出かける。その間1人で仕事をしていたら、カイト遊びをしていた兄一家が立ち寄る。ちょうどスコーンを焼いていたら、義姉上が「何度作ってもスコーンが膨らまない」というので、私のレシピを教える。彼ら用にゴマ全粒粉スコーンも作る。ムガーッと、ちゃんと狼の口になります。

f0053615_123672.jpgマスターが戻ってきたので、サンドイッチ作り。1種類につき何組作るのかを確認し、私はオムレツを作る。ポテトサラダを味見したマスターは「これは美味しい」と絶賛。ポテサラが大好きなのだ。サンドイッチには一家言あるマスター。卵にチャイブを入れると言う私をギロリと睨む。でも入れちゃったもんねー。出汁巻き卵を作る小さいフライパンで四角に焼き、片面は焼いて片面はスクランブルドエッグみたいにすると、フワフワ感があるのに食べる時に絶対崩れない。これは私の工夫。サンドイッチも美しくスマートに食べて欲しいから。2人で「卵に挟むレタスは片面1枚。ハムは両面各2枚ずつ。」と細かいことを決めながら流れ作業。親子で、見えない工夫が好きなのです。切り落としたパンの耳はユリアンのお裾分け用。

根菜とキフェリのトマトソース煮込み、パプリカと玉ねぎのマリネ、ツナとひよこ豆とクリームチーズのムース、ハーブスコーン、油揚げクルトンとパルミジャーノを乗せたグリーンリーフと人参のサラダ、赤大根のレモンマリネ、カマンベール、サラミ、ミックスナッツ、ハムサンド、オムレツサンド、ポテサラサンド、食後のコーヒー。というラインナップ。ワインも今回は当たり。アルゼンチン、チリ、アメリカ、ポルトガル、フランスをワインで旅する。
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by saporterK | 2007-01-29 01:21

2週間ぶり。

試飲会用の買い出しへ出かける。週末のスーパーその他は人が多い。ゆえに試食コーナーが増える。入り口はお米の促進販売、中もお茶、芋焼酎、コーヒーなど。スパイスの棚でギャバンとフォションとS&Bを比べていたら、おじさんに「辛いやつで粉を頼まれたんだけど、どれかな。カタカナだったけど忘れちゃったんだ」と尋ねられたので、チリ、カイエンヌペッパー、パプリカを選んで説明し、どうやらチリをお求めだったのでチリパウダーを渡す。何の料理に使うか教えてあげるとか、紙に必要な物を書いておくとかしないなら、平素料理など関わらない旦那にお遣いなど頼むべきではない。空っぽのカゴをぶら下げて、私が何種類か選ぶ間、隣でうろうろしていたおじさんがかわいそうになった。

夜まで忙しかったので、閉店少し前辺りから炒めたり煮込んだりして、仕込みを始める。トマトソースと根菜の水煮とパプリカと玉ねぎのマリネを仕込む。

さてまだ胃も治っていないが完治を待ってもいられず、夜ワインを開ける。オーストラリアの「イエローテイル」の赤。メルロー単種2005年。値段の割に思っていたより濃い味だけど、開封後しばらくしないと舌にピリピリする感じが抜けないので、待て暫し。グラス1杯半あたりですでに相当な酔いを感じる。

でも、約2週間ぶりのワインは、甘露なり。
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by saporterK | 2007-01-28 00:18
f0053615_1134952.jpg朝の出稼ぎ。昨日からなぜか「けん玉プチブーム」らしく、調整室にけん玉がある。子供時代を振り返ると、けん玉遊びをする年頃では、結局無駄に終わった利き手の矯正に苦しめられていたので、その手の遊びとはほぼ無縁。なので、けん玉を持つことは2度目くらい。軽快に遊ぶスタッフの様子を伺い、ちょっと遊んでみる。でもタイプA的性格の私には少々ストレスの溜まる遊びなり。

放送終了後お店に戻ると、乳飲み子と幼児を連れた久しぶりのお客さんがいて、食事が終わるまで乳飲み子を預かる。人間界デビューして間もない、首が据わったばかりの頃なのでまだ人見知りもなく、骨っぽい私の胸に頭を預けて大人しかった。あと1ヶ月もすれば人見知りが始まる。くったり身を預けてくれる赤子を抱きながら複雑な気持ちなり。その後今度は幼児の相手。なぜか無言館の画集に興味を抱いたので、1枚ずつ「これはお母さんを描いたみたいだね」など話しながら、あまり噛み合っていない会話を続ける。甥っ子を含め乳幼児と交流し、反応を観察するに、ピアジェやエリクソンらが思い出され、なかなかに大学での勉強が実生活に絡むのもまた楽しく懐かしきかな。

夜は、母上の知己が来店され、3時間ほど思い出話を咲かせていた。私は労働が14時間経った状態で、日曜日の試飲会のタイムテーブルを作っていて頭が沸騰中。マスターの軽い一言で大苦労することになり、意見が合わず2人で角を突き合わせたところなり。コンビニ世代の私は「サンドイッチは△」。20年ほど前に通った料理学校で習ったサンドイッチを「1組みを3等分した□が普通」と言い張るマスター。具も切り方も何もかもに相違が生じ、ガリガリし合っているところなり。
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by saporterK | 2007-01-27 01:49

ぴちぴちの血。

胃腸炎でしばらく鉄分の多い食べ物を摂っていなかったのとが重なって、ただいま貧血中。鉄剤を伝家の宝刀みたいに携帯して安心している有り様。小さくて凝縮した赤血球を作りたい。

鉄欠乏性貧血持ちは動物性で鉄分を摂るべしと医者が言う。同じヘム鉄でも化学合成より肉と魚を食べろと。マクロビオティックや菜食にしようと思っても、私の場合は生命維持に問題が生じるので、イヤでも何でも肉も魚もモリモリ食べないといけない。小さくて凝縮したピチピチに元気な赤血球の為。

立ち寄った本屋で「男が喜ぶおかず」と書かれたレシピ本を見かけた。なぜ男を喜ばせる為に料理をするのだろうか首を傾げながらパラッとめくった。でも夕食当番で作っていたような物ばかりで新鮮味がなかった。しかも兄上を例にすれば、太りたくないと言う割には「それ、メタボリックまっしぐらじゃないのか」と思う料理を男は好む傾向にある。見ているだけで胃が重くなるような料理が多く掲載されていたので、棚に戻す。今の私には無用の本であった。

体内の浄化を考える以前に、元気な血液を作る食生活へ。さらさらしていても、凝縮感のない血液ではダメなのだ。シャンパンの泡のようにピチピチして細かくて滑らかな血液、点滴の針を抜いた途端にダバダバ出血して止まらないなんてことのない血小板の充分な数。私に必要なのは、男じゃなくて元気な血液。
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by saporterK | 2007-01-26 00:59

本日定休。

お昼に起きて、にんじんパンを薄く切ってトーストしピーナツバターとブルーベリージャムを付けて食べる。2枚食べてゴハンを終えたら、母上は不満そうだった。

2時前にマスターと出かける。まずは昔酒屋で今コンビニを経営しているお店へ。ワインを扱っているので見に行く。ポルトガルとカリフォルニアの赤を1本ずつ、チリの白を1本購入。賭け事をしない我が家で、一か八かの勝負といえば、初めて飲むワインを選ぶ時がひとつ。ラベルをじっくり見て「直感を信じよう」ということで。

その後、韮崎にある酒屋へ。マスターに急かされて、ゆっくり1本ずつ見ている時間はなかったので、これまた直感と国が重ならないように選ぶ。奥の、秘密の小部屋みたいになっている「輸入高級ワイン」と書かれた暗い部屋を見たら、値段はさっきの棚より0の数が平均ひとつ多い。慌てて部屋を出る。県産ワインコーナーでお店に置くワインを購入。今度は1人で来て時間に追われることなく品定めをするのだ。とりあえずオーストラリア産の手頃な値段のワインを自分用に。

白州のワンマイルにソバを食べに行く。年越しソバ以来久しぶり。はー、美味しいー。アゴ出汁のおつゆにそば湯を足して飲んで、ひと心地つく。トロリとしたそば湯で割ると、本当に美味しい。コーヒーと、おまけにイチゴ味のマドレーヌを戴く。

帰宅すると、親戚が立ち寄ったそうで、竜王のシェ・リーのケーキをお土産に戴いたという。カシスムースとバニラムースをチョコスポンジで層にしたケーキを食べる。それで私の胃は「本日労働終了」。カレーを今日も食べなかったので母上はおかんむり。ワインを飲みたい、でもまだ胃に違和感があって飲めない。このジレンマから早く解放されたい。
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by saporterK | 2007-01-24 23:22
朝の出稼ぎは短時間で収録が終わったので、途中100円均一ショップと本屋に立ち寄ってからお店に戻る。母上はまだ沈没中。空いた時間を見つけて、アンソニー・カペラ「ドルチェには恋を添えて」読了。イタリア語の部分はカタカナではなく言語のまま表記してくれたほうが読みやすかった。本の中で私の食べられない物は、シャコくらいか。ブルーノが料理する描写は、思わず鼻をくんくんさせ、目の前にはない料理やデザートを味わっているような気がする。

f0053615_23314540.jpg料理が書かれた本を読んだら、何か作りたくなる。でもマスターはイタリアンを夕食に出されるのは好きではないので、4本100円のバナナ1本にドットが出てきたのを見つけてケーキを焼く。玉子が1個しかなくて、分量はいつもの7割くらい。バナナのねっちょり感もあるような、ミルクたっぷりでしっとりもして、ふかふかしたマフィン。美味。


昨日のにんじんパンを切ったら、隅よりもっとキノコ形。底面をカリッとさせようと、型から出しひっくり返して2度焼きしたせいで妙な形。目はグリンピース、まつ毛は乾燥ローズマリー、口はにんじん、手足はシメジ、手には四葉形の水引。1人でケラケラ笑いながら厨房で作っていた。「食べ物で遊んではいけません」と、祖父に子供時代に言われたのを思い出した。はい、おじいちゃん。もちろん後で食べました。

夕飯:白菜、ブロッコリー、人参、ネギ、ハムの中華風ミルク煮。シメジと小松菜とわかめとモヤシの柚子ドレッシング。辛すぎたきんぴらの残り(食べ終わった!)。母上には、はちみつ柚子の素を作って進呈。
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by saporterK | 2007-01-23 23:52

夕飯当番は今日も続く。

朝起きて、まだ母上は沈没中。ご飯を食べようと冷蔵庫を開けたら、未開封のブルーベリージャムと苺ジャムがあった。スキッピーではないピーナツバターも。キビと黒米を混ぜたご飯に、豆腐のみそ汁、鯵の干物、ノリ、白菜の漬物を食べながら、唐突にパンが食べたくなった。

お店に行く前に夕飯の買い物。スーパーの中はいつだって寒い。
昼が一段落して、パンを作る。人参パンにしようと、バターロール生地に人参をすりおろす。いつも使うパウンド型に入れて焼いたら驚くほど膨らんで、切ってみたらマッシュルームの断面みたいになった。バターロールの形にしないで焼いたのは初めて。教訓:繊細でふかふかのバターロール生地を型に入れる時は少なめに。ものすごく頭でっかちなキノコ状の断面を見て、粒胡椒やシメジ、パスタをくっ付けたら顔ができそうだと思ってしまう。遊んでいる時間がなかったので思っただけ。

いざ食べようとしたら肝心のジャムを忘れ、バターの風味が(味も色も濃い、ちゃんとした)人参の味や香りを凌駕したパンは、ひとまず袋に入れておく。あまりの頭でっかちキノコ型、甥っ子にはウケそうだ。

夕飯:八宝菜(ちゃんと8種類の具)、小松菜とモヤシとゴマの酢の物、夕べの豚玉の残り、辛いきんぴらの残り、煮物の残り、漬物。母上が基本的に作らないのは(ギョウザと煮豚以外の)中華。なので稀に食べたくなる。わりとどんな野菜も受け入れる包容力が中華料理にはある、気がする。
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by saporterK | 2007-01-22 23:44