南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

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絵の飾り替え。

本日定休。
強風が続く。何も今になって八ヶ岳颪が続かなくてもいいのに、と勝手なことを思いながら目を醒す。でも、花粉症で涙が出ていたせいか、右目が張り付いて開かなかった。

マスターと、個展の後期分の絵を飾り替えた。といっても、一足先に作業していたマスターが9割方終わらせていたけれど。階段を何度も昇降して、改めて絵を見ると、お店の中がまた変わった感じがする。

絵の飾り替えは面白い作業だけど、花粉症の時季はホコリにも過剰反応するから、ちょっとツライ。鼻をかみすぎて耳もよく聞こえないし。帰宅後、しばらくグスグスして、そのまま1日家で篭る。あー、もうー。

ユリアンにかまっていた時、ツルバラの葉がたくさん出ているのや、しだれ梅の蕾がだいぶ膨らんで花弁の色が見えているのを発見した。庭の隅には水仙の葉も伸びてきている。芽吹きのこの時季はなかなか良いと思う。10年前までは、花粉症なんてまさか自分がなると想像することもできなかったのに。ぐすぐす。
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by saporterK | 2007-02-28 18:20

ぐるじい゛ー。

今朝の出稼ぎ先の収録中から、妙に花粉症が出て苦しむ。
午後、1人仕事で、テープがデッキの中で絡むから避けていた昔の番組を再開して見ていく。おやつに朝食りんごヨーグルト、ゴマのフロランタン、ショコラフィナンシェ、ほうじ茶。鼻が詰まってきて、口が知らない間に開いたりして、部屋には1人しかいないけど、慌てて閉じる。そんなことを繰り返すのは疲れる。

帰り際、顔の右側の機能がおかしくなる。涙目になり、鼻が詰まり、右半分が痺れたみたいになるので、ドラッグストアでとりあえずモイストティッシュを買う。明日の休みを利用して、病院へ行かなくちゃ。少なくとも目薬はもらわなくちゃ。こうして、毎年「そんなバカな」というほど医療費を払う羽目に陥るのだ。

お店に戻ってからは、微熱も出ているので「ぐるじぃ」と言いながら夕飯を食べる。それでいて、帰宅してから、秋から冷蔵庫に入っていたサッポロ「秋生」(賞味期限が4月なのでセーフ)を飲んで、たった缶ビール1本でも充分酔いがまわるほど、鼻が詰まっている。花粉症の出ている時季は、酒代がかからない。その分を病院と薬局に払っているんだから、割に合わない気がする。とほ。

とりあえず、誰かと会う約束などは済んでいるので、しばらくは息を潜めて花粉をやりすごすしかないのだ。ブスまっしぐらなのだ。とほほ。
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by saporterK | 2007-02-27 23:41

のの字にんじんパン。

少しずつ人間語を話し始めている甥っ子は「いしー(石)」を水を溜めたバケツに「ぽいっ」するのがマイブームらしい。そしてユリアンに自分のおやつをお裾分けして仲良しになる術をも体得した。でも基本的には私から離れないユリアンを見て憮然とした様子。残念でしたー。

f0053615_23292620.jpg甥っ子も、義姉上曰く「もうハチミツ食べられるよー」ほどには成長している模様。ウケ狙いで、甥っ子へは、後ろのヤドカリのように焼き上がったほうを進呈。型から溢れる分を切り取って単独で焼いたら面白い形になったので。


暗がりで撮ったので美味しそうではなくて残念。焼きたてホヤホヤをお客さんにも試食していただく。大人にも「のの字ぱん」はウケた。常連の姐さんから「なると」と評されて全員で爆笑。型に入れずに、ナイフで切れ目を入れれば、多分もっと「なると」っぽくなるだろう。

夜はヨガ。開始すぐは、雑念だらけで中心線がまるで決まらず。人間工学上無理のある構造のソファに長時間座った中殿筋が3日経ってもゴリゴリしていたので、解してもらう。だはーっと解放感のため息をついて、少し元に戻った筋肉を労る。
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by saporterK | 2007-02-26 23:59
寝不足の頭で、なぜか「是が非でも、はちみつパンを作ろう」と思った。小黒きみえさんの「定番パン」(NHK出版)の配合を元に計量しながら「お母さん!emergency,emergency!!玉子が無いよ!」と叫び、「今日パンが食べたいんだよねー」と呟いたのを良いことに、母上に自宅へ玉子を持ちに行ってもらう。今回は、カロリーも何も考えずに「ただ味覚の快楽の為」に作るので、自然と作るこちらも鼻歌混じり。

f0053615_23575783.jpg焼き上がった頃に、ちょうど同僚の結婚式に参加した兄上がお店に立ち寄った。開口一番「出されたステーキが、エ○ラ焼き肉黄金のタレの味がして、もう俺は立ち直れなかった」と嘆いて泣きそうになっていた。兄上は、私の夕飯当番時代に減点方式で毎晩点数をつけていた人だが、基本的に雑食なので、そこまで凹むことは稀。それだけに焼き肉のタレ味のステーキはショックだったらしい。

f0053615_03524.jpg焼き上がってすぐは「中まで焼けているのか?」というくらい柔らかくて、とても不安だった。ちょうど画商さんが来店して「良い匂いだなぁ」と言うので試食してもらった。何でも焼きたてというのは美味しいが、自分でも驚きの、理想的な「ふかふか」「ふわふわ」な焼き上がりに感動。マスターに「ちょっとちょっと、売ってるパンみたいだよ。すごいよ」と、ヤニ補給していたのを止めさせて、代わりに熱々のパンを食べさせてしまうくらい。断面がレシピ本の表紙と同じ様子だったのも感動的。手持ちの型での生地の配分と、小さすぎるオーブンのクセをメモしていたら、母上が「粉300gで出来るパンって、あっという間に食べちゃう」と言っていた。まぁ、兄上一家と我らの計6人プラス、ユリアンだと、むしろ足りないかもしれない。私は必ずユリアンにもお裾分けをする。犬と言えど花粉症中なので、辛そうなユリアンの、せめてもの慰めとなってくれたら良いのだが。今日は、久しぶりに一緒に過ごして、2人で穏やかな日。お店の前の草取りをしては、くしゃみをする私の足元で、目をゴシゴシするユリアン。

ハチミツをまだ食べられない甥っ子の為に、そして私の実験の為に、明日は新しいにんじんパンの配合を試そうか、それともパンドカンパーニュを作ろうか。冷凍した卵白を使う為にマカロン簡単バージョンを作ろうか。ただいまやる気満々。
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by saporterK | 2007-02-26 00:17

職業病。

家庭料理ではない料理の難しさは「美味しい時間」のピークでテーブルに出すこと。サービスする側の都合で、テーブルの上が皿や器でカオスを起こすことは本来あってはならない。外で食事をしていると、披露宴に出席している気分にさせられることがある。迷い箸はしないけど、迷いそうになるような状態。私の頭は器用ではないので、脳内もテーブル上の料理と同じくカオスの渦に飲み込まれる。食べているのに食べ物が異次元へ行くような気持ちになる。最終的に、私に供された料理が一望できそうな状態になっていたテーブルの上を見るとカナシクなってくる。混乱を極めた脳内に、今度は勿体ないオバケが大挙してやってくる。

自らがサービスを提供するという同じ立ち場ゆえに、何かが気になりだすと不幸なことがおきる。掛けられた絵が(認知の個人差を通り越した角度で)曲がっているとか、天井に近い窓枠に蜘蛛の糸にホコリとヤニが絡まって揺れていたり、観葉植物の葉の色が薄くなるくらいホコリが堆積していたり、ウエイターの口臭が気になったり、後ろに座った団体のおじさん達がただの酔漢に成り下がっていたり(しかも浴衣、裸足にスリッパの状態で。あり得ない。)、混雑してもいないのに厨房から派手にガラスが割れる音がしたり、灯りがいくら何でも暗すぎて文字が見えなかったり、BGMに統一性がないとか、そんなことばかりが気になって仕方がない。騒がしい団体客の隙間から、目の前の会話を聴き取ろうとしたが、殆ど無理だった。そう、人と人との距離感にも家具配置によって妨げが生じていたっけ。家具自体の人間工学上の問題も。

そんな、集中力が彼方へ行ってしまった私と同席した全員が不幸だったと思う。会話に集中する為には、食事があくまで脇役を担っている場合は特に、目に入る全てが黒子になってくれないと困る。大して鋭くもない私の五感が警鐘を鳴らすのだ。そして途切れ途切れの集中力の中で、人の振り見て我が振り直せ、という言葉も浮かんでいた。ますます同席の全員が不幸だったと思う。私は一体何をしに出かけたのか、それさえも曖昧模糊として帰宅してしまった日。
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by saporterK | 2007-02-25 01:04

Two seasons

朝の出稼ぎのために7時ちょっと前に起きる。寒い。暖冬の中では寒い朝。雨の中に車を走らせるのも寒々しい。夕べ本を読みながら珍しくバタッと寝付いた。その後は何度も目覚めたけど、うっかり三つ編みにした髪を解かないまま朝を迎えてしまい、1日ふやけたワカメみたいな髪型のまま過ごした。寝る前は、ひっつめだと頭皮が緊張し、結わえていないと邪魔になるので、いわゆる「おさげ」にしている。で、寝る前に解く。それを忘れる事は稀だけど、居心地の悪い日。

夜になって雨があがると強風が吹き荒ぶ。雨と違う寒さ。ぶんぶん吹き荒れる中を帰り、お店に飛び込むとそこは季節が違う。
f0053615_0142125.jpg月曜日に母上が実家から貰ってきた福寿草も、庭の地中から掘り出してきた蕗の薹も、発芽させたアボカドも、発芽中のヤツガシラも、なんだかピチピチとすくすくと成長している。当然、ストーブで営業時間内は21℃前後に保っているから。ネコヤナギだってひとつふたつと咲いている。鉢植えの花も同じ。茎ばかりやたら伸びてから花が咲く。以前お客さんからアマリリスの球根を戴いたら、あまりに茎が長く伸びてしまい、花の重みでポキッと折れた事があった。毎年この時季には、お客さんが蕗の薹を見て「おいしそう」と思わず言うのが聞こえる。でも、まだ地下深く潜っているのを母上が掘り起こして、水耕栽培するので、現実では多分美味しくはないだろう。

今年は暖冬だけど、まだ2月であっても目の前に蕗の薹が花をつけていると「春がきたんだなぁ」と実感されて嬉しい。たとえ外で空っ風が吹き荒れている現実の冬だとしても、体の奥底がむくむくと目覚め出すような気さえする。お店の外と中。季節は少し違うけれど、春は間近に迫っていますぞ。
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by saporterK | 2007-02-24 00:31

もの言わぬ君達。

f0053615_0148.jpgお客さんから戴いた蘭が花を開いた。その名は「セロジネ インターメディア」。蕾の様子は、アイヴォリー色したシャコバサボテンに見え、何やら「枯れまいか」と心配になるほどだったのが、いざ咲いてみるとなかなかに力強さも見られる。蘭と言うと、豪華で高価で優雅なイメージだが、よくよくその姿を眺めると、やはり亜熱帯系の気候で生まれた姿だと思う。

f0053615_085392.jpg私の「飼って」いるサラセニアと良い勝負だと思うような蘭もある。サラセニアは種類こそ食虫植物だけど、虫がいなくても充分美しさを保っているし、何より生命力が誠に強い。のびのび成長して欲しいところだが、山梨の冬では外で育てられないので狭い鉢の中にいる。それでもちょくちょく小さな芽が出てくる。鮮やかな緑に彩る赤い葉脈の対照を見ると、自然の美をまざまざと感じられる。

しげしげとセロジネとサラセニアを眺める。強く生きている植物に、ちょっぴり励まされるようでもある。私などは気の重くなるようなことはすぐ避ける質だが、植物は厳しい環境下にも立ち向かい逞しく生きているではないか、と喝を入れてみる。もの言わぬ植物を、ちょいちょい指先でつついたりして、下降気味の考え事をする夜。今晩はユリアンと行き会わなかったので、考え事のお供はサラセニア。
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by saporterK | 2007-02-23 00:26

雑貨屋でした。

本日定休。
f0053615_17374680.jpgお寺へ掃除とお参りに行った後、母上と車でなら2分くらいのところに、母上がフリーペーパーで見つけたという雑貨屋へ。沢登にあった。道からは普通のお家にしか見えない。お店はとても小さく、バッグは入り口に置いたほうがよろしい。作家モノの器、アンティークの器やガラス、昔の日用雑貨のリメイク、柳宗理のカトラリー、インドなどの外国製品、リネン類など。本当に雑貨屋。安くてカワイイ品揃え。

f0053615_17524753.jpg私は小さなグラスとそば猪口サイズの器を購入。各300円ちょっと。訊けば昨年の4月に、曰く「ひっそりこっそり始めた」お店を知る人はまだ少ない。数日前に母上が、お店の空気が抜けかけたタイヤの折りたたみ自転車で行けたくらい近所。まさに「ちょっと散歩してくるね」と言ってこっそり行ける範囲。オーナーの女性は、こういう雑貨を扱うイメージ通りの雰囲気で優しい口調が素敵。

外にはまだ商品として掃除や加工がなされていない、昔のお菓子の型や和紙を収めるような引き出しが置いてあった。時々こちらも「ひっそりこっそり」立ち寄りたくなるお店。母上がまた「良かったわよー」としばらく宣伝に勤しむに違いない。因みに、甲西バイパス沿い大城寺西の信号を南下し、信号のない交差点2つ目を左に入ってすぐとしか説明できない、地元な場所。手前の交差点には壁が緑の家があるのが目印。
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by saporterK | 2007-02-21 18:09

辞書。

f0053615_23172224.jpgすでに使用有効期限が切れた「漢字検定3級」の頭のせいで、国語辞書をはじめ、あらゆる辞書類が手放せないでいる。電子辞書は便利な反面、すぐ電池が切れるため、結局紙をぺらぺら捲る昔ながらの方法が一番早い。辞書類は本来は1カ所にまとめて置いておいたほうが便利なのだが、家の中でも点在していて、時々辞書を探しに家の中を彷徨うことがある。母屋と離れ家が出来て以来辞書が移動する範囲も広がり、一層の混乱を招き「調べたい時にすぐ」という辞書の在り方に問題が生じている。

「知るは楽しみなり」と思っている。辞書類は、ページを開けばたちどころに疑問や不安は解決するような期待がある。出版社ごとに読み比べるのも面白いように、辞書は究極の読み物ではないかと思う。源氏物語の口語訳が著者によって異なるのと同じようなもので。

キリスト教では聖書が「The Book」であるように、辞書は私の「The Book(s)」。お店には本が置いてあるのに、たまに暇な時に辞書を読んでいる。でもお店で私が猫背姿になって辞書と首っ引きになっているのは、大抵サライのクロスワードを解いている時。入院なんかしたくはないけど、万が一の時は、お見舞いの品は辞書1冊と筆記用具で充分かもしれない、と考えながら今日も辞書をめくる。
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by saporterK | 2007-02-20 23:50
開店前にバターロール生地を捏ねておく。義姉上から、お取り寄せシュークリームと、生協から届いたのに「スカ」で私が激怒したリンゴを煮詰めて焼いたリンゴパイの差し入れがあったので。イーストが微妙に足りなかったので膨らむだろうかと思いながら発酵を待つ。

f0053615_2312275.jpg世に「おばバカ」が増えているという。でも私は甥っ子に多額の投資をする代わりに、味覚発達の手助けをすることに決めている。子供の成長は早く、興味はすぐ変わるが、味覚はまさに「三つ子の魂百までも」だ。自分でパンを作ると、スーパーで売っている大手のパンを買わなくなる。パン屋でも甘すぎることがあるので、結局自分で作ったほうが安いし中味は判るし、子供にも安心。ミニ食パンになるように細長いパウンド型(25x6x7)を利用して、甥っ子の小さな手でもスライスしたパンがちゃんと持てるサイズに作るようにしている。これだと大人のほうが「何枚食べてもお腹がいっぱいにならない」のが難点か。自分たち用にも1本作っておく。お店にいると、今日もそうだったけど、食事するタイミングを逸する時がある。ミニ食パンサイズなら、大口開けずに食べられるのも利点か。本日の出来上がりは結構よろしい。バターの香りよろしく、ふかふか具合もよろしい。

本日は、開催中の「のむら清六絵展」を目的に来店されたお客さんが殆ど。会期が来月中旬に延び、絵の飾り替えも決まる。過去の展覧会の記録も交えて、見知らぬお客さん同士も長年の知己のように盛り上がる。楽しい1日なり。
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by saporterK | 2007-02-18 23:36