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雨上がりの晴れ。

昨日の風雨でテナント前が落ち葉やら、ぶいぶい伸びた雑草で賑わっていたので手の空いた時間に掃除をする。ユリアンはなぜか箒掃除をしていると足元に絡み付くので、時折よしよし撫でたりお腹をごしごしする。冬毛がホガホガと舞う。草を抜いていても絡むので、尻尾を掴んでみたり耳の後ろを掻いて遊び、掃除が進まない。私が一段落した後、テナントの店子からも、バイトの女の子が出てきて店の前を掃除していた。手が空いた時間を、漫然とお客さんを待つのではなくて、掃除をしたりメンテを施すことが、長年営業してもボロく見えない術だと思う。

昼間の気温が上がってきたこの頃、否応無しに虫が店内に入ってしまう。これがてんとう虫やシャクトリムシくらいなら可愛くて観察もしたくなるところだが、心臓が縮み上がるような虫類だった時は、殺生云々など考える暇もあらばこそ、無言で取っ捕まえて外へ捨てにいくしかない。虫退治については他の方法を探すとして、サラセニアを日光浴させながら、他にも美しい食虫植物が欲しいなぁと浮気心が出てくる。寒暖の差に強く、美しい品種があったら、誰か教えて下さい。

GWの概念が消えて久しい、と毎年思う。幸か不幸かデートするような相手がいないので、世間の休日に仕事だろうと困ることがない。そして昔ほど「休みー、いいなー」と羨むこともなくなった。休んでも何もできずに終えてしまう自分を知っているから。
そんなわけで、いつも通りの日。
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by saporterK | 2007-04-30 01:06

思いつきトマトパン。

f0053615_2235814.jpg牡丹の花咲く時季。手の空いた時間帯、外で草取りをしていると雷鳴轟き突然の雨。わぁ、と慌てて屋根の下に入ると、ほどなくユリアンがやってくる。隅っこで丸くなって恐怖の眼差しで虚空を見やる。暑いくらいかと思えば肌寒くなり、水は温むが空気が冷ややかでいけない。変に雨が降ったり止んだりで、怪我持ちの人間にはこたえる日々が続く。

f0053615_2240637.jpg母上が生協で1箱トマトジュースを買った。
ので、思いつきで食パン生地の水分を一部トマトジュースに置き換えたらどうなるだろうかと入れてみる。粉350g、水110g、トマトジュース150gの割合。捏ねるそばからトマトの香りがしてくる。生地がピンクできれいなので、焼いたらさぞや美しい色になるだろうと思っていた。焼き上がったら、にんじんパンと同じ色になっていた。トマトというよりはオレンジのようでもある。

食べてみたところ、何やら昔懐かしい「ナポリタン」のようである。炭水化物+トマト=ナポリタン。思ったより味が強い。火を通したことで味が凝縮された「濃い味」がする。チーズと野菜をのせて焼いたら、なんちゃってピザトーストになりそうだ。

食塩を添加しないジュースでサラリとしているので、他のメーカーのジュースだともっと濃い色と味と香りがするのかも。美味しいけど、にんじんパンほどの食べやすさはないと思った。おやつパンではなく、食事パンな「トマトパン」なり。
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by saporterK | 2007-04-28 22:52

本屋で再会。

朝の出稼ぎ中、またも寝違えて痛む首を抱え、時計を見ようと顔を上げた途端に頭が真っ白になった。頸椎のどこかが神経を圧迫した模様。本番中の出来事だけに、おぉ怖。放送自体は無事終了。

午後の籠り仕事も終えて、本屋に立ち寄る。出稼ぎ中の服装はまったく情けないものだ。夕べの「立ち話」で話題に出たマックス・ウェーバーの、宗教倫理に関する論集が出たと言うので探してみたが見当たらず。何となく平積みの本を眺めていたら「Nさん」と声をかけられた。聞き覚えがあるが、名字で呼ばれたことがないなぁと思ってキョロッとしたら、我が家の離れ家と母屋とお店を担当して下さった設計士さんだった。私が色黒な中学生だった頃からお世話になっている(実際は小学生だったが私はお会いしていない)。いつも名前で呼ばれていたので、一瞬「?」と思うも、お店の中と外とで分けて下さっていることに気付く。

相変わらず売れっ子設計士さんなのでお忙しいとのことで、思わず「いつもお待ちしてますのに」などと言ってしまえるほど、私も大人になっている。真摯で紳士な方なので昔から好き。ふと手元を見たら、重そうな本をどっさり「大人買い」。良いなぁと単純に思う。出稼ぎ帰りの服装と、ほぼ素顔なのを、ちょっぴり恥ずかしく感じる。

後ろ姿を名残惜しく見送って、岩波文庫の棚を見たら、なんと村井弦斎「食道楽」が出ていた。即買い。火坂雅志「美食探偵」を読んでから探していたので。あとは表紙買いで柳広司「漱石先生の事件簿 猫の巻」。森見登美彦「新釈 走れメロス 他四篇」同様、文豪の名作を新釈で書いた物もなかなか面白い。
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by saporterK | 2007-04-27 23:51

立ち話。

出稼ぎを終えてお店に戻る。夜9時以降だろうと食事はしっかり摂るほうなので、モグモグしていたら、お客さん来店。間もなく、スタジオのヨガ教室が終了し、先生と生徒さん2名で来店。マスターと生徒さん2人は絵や陶器の話。私と先生でお能とバレエとオペラの話。11時をまわってお店を閉める。掃除を終えて店を出たら、3人は外で話し中。私も加わり、いわゆる「立ち話」をしたのだが、話がシェイクスピア、蜘蛛の糸、ワーグナーとニーチェ、などあちこちへ逸脱しながら話を絡めて意見を交わす。

「真理を知ると、楽になる」という見解を、大同小異で先人が言っていると知って、何だか眼が開ける。でも真理を知った人は楽になるが、知るまでの過程が苦しい。私はひとつも楽になったことはない。明らかに極まって「あきらめる」となすならば、それはすでに楽になっているというなら話は別だが。

表面上の知識はこれからだっていくらでも増やせる。でも、シェイクスピアと同時代の作家の比較として「シェイクスピアはよく生きた。誰それ(記憶が曖昧)は早く死にすぎた。誰それ(こちらも曖昧)は長く生きすぎた。」と言われているのを出して、よく生きる人生を送りたいと思った。善思、善語、善行、というゾロアスター教の教えにもあるように、良く、善く、考え語り行うような、そんな人に私はなりたい。

というのを日付変更間近まで、寒空の元で「立ち話し」。
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by saporterK | 2007-04-27 01:40

野球。サッカー。

夜になり、マスターと野球を観る。巨人がだいぶ点数を稼いでいて安心しているのか、珍しく「銭金」にチャンネルをまわすマスター。たまたま富士山が映っていたから。でも静岡県側の女富士でした。毎日富士山が見えるのを当たり前としていると、富士山を見て感動することが少ない。もちろん麓から仰ぎ見る勇壮な富士は素晴らしい。しかし毎日見ているだけに、遠目でみるほうが落ち着くし、女富士は鏡文字を見るようで居心地が悪い。大沢崩れの見える荒々しい男富士のほうが落ち着く。バラエティは見ないのに、マスターは例外的に時々この番組と、所さんの笑ってこらえてを見る。どんな種類の笑いであれ、笑いの効用をここで感じる。

「あれだけ点差をつけていて負けてたら笑うね」と言いながら野球に戻る。中日も勝って順位は変わらず。「昨シーズンみたいに、転げ出したら止まらないなんてことにならなければ良いけどな」と、勝って嬉しいくせに素直でないのはマスターもとうとう老年期突入か。「人は老いると、尊大になるか卑屈になるかのどちらか」と言ったのは誰だったか。人間素直が一番。しかしそういう自分が最も素直でないとはこれいかに。

CLでミランがまさかの敗戦。前評判で、マンUに故障選手続出と言われて安心してしまったのか。カカのスーパープレーも負けては意味がない。ネットニュースも、カカではなくルーニーばかりでがっかり。ホーム戦で勝って欲しいところ。
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by saporterK | 2007-04-25 23:31

傾向。

本日定休。でも雨。母上が車を使っているので家に籠るしかない。公共交通機関の及ばぬ地域に住んでいる不便さは、別視点では自然の多い環境かもしれないが、反面返って地球に排気ガスを撒き散らしているため、矛盾した己を感じずにはいられない。

なんてことを考えながら、セールで買ってきたニットを含めて洗濯。一瞬ピンクや白を着ることへの抵抗が軽減したと思ったのだが、買ってきた物を眺めていたらまたぞろ違う色の傾向を見出す。昨日ラジオで、今年の春夏はキラピカがくると言っていた。なぜ緑萌える爽やかな春や、温暖化ゆえに亜熱帯傾向になりつつある夏に「キラキラ」「ピカピカ」した物が流行ると予想するのか不可解。まだ蓄熱式暖房機の電源は落としていないので、早く乾くし外気の汚れも付かない室内干し。ゆらゆらする洗濯物の色を眺めながら、自分の状態を考える。

ふいに、以前ラテン語が出来たら秘密の会話も普通の声量で話せるのにな、という理由で齧った折りに覚えた文章を夕べ思い出した。キケロとウェルギリウス。先人の言葉を思いながら、私が選択する色、本、食べ物、音楽その他と、振り返る日々の時間軸を照合すると、何となく傾向が見えてきて、懐かしく思われると同時に少々しんみりしたりして、まるで昔のアルバムを見返しているような気分になる。

人間、家に籠ると考え事ばかりしていかん。
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by saporterK | 2007-04-25 15:19

お昼ご飯。

朝の出稼ぎ。収録後にスタジオの隅で素材のポテコとナゲワを食べ比べてから、歩いてお昼に出かける道すがら、技術部のJさんとYさんに「お昼一緒にどう?」とナンパされたのでホイホイついていく。車でびゅーんと行って、江戸勘という寿司屋。そういえば寿司はいつ以来だろう。普段、生物は滅多に食べないのでちょっと新鮮。箸休めの、刻み沢庵と貝割れ菜とキュウリの土佐和えが、相当シンプルなのに美味しい。小振りなご飯の握りだったので、いつも寿司屋では「ご飯と魚のバランスが悪い」と思う中で許容範囲。ランチは1050円。Jさんがごちそうして下さって、更に美味しく感じるくらい、私の舌はゲンキンなのだ。お腹いっぱい。ごちそうさまでした。

アンドレア・ボチェッリの歌うヴェルディのアリア集を聴きながら籠り仕事をしていたら、過去テープを探しに編成のSさんと制作のHさんが来訪。「面白い映像」探しに協力。Sさんがカメラをしていた頃、手フェチというので私の手だけ撮られたことがあった。そんなことを思い出してSさんの手を盗み見る。お、良い感じですぞ。指伸筋の腱の浮き具合とか、指の長さとか、シャツから覗く腕橈骨筋の形もきれいです。ふーむ。贅沢を言えば、もう少し爪の面積が長細ければな。などと、VTRに見入る横で手の鑑賞をしていた不埒者。たまには自分の中の「おかしな」部分を表出するのもアリなのだ。
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by saporterK | 2007-04-25 00:54

いたい。

ふたを開けてびっくりの結果の市長選挙。25票差で決まったことも、400票以上もの無効票があったことにも驚いた。しかし25票差という数字が市民の民意である。田舎ゆえに「どの候補も、おらが村」と批判を受けるのはしかたがない。さりとて代わりに立てる人材もなく。新市長の今後を静観するのみ。さて今度は夏の参院選なり。それに関して、早くも様々な動きが始まった模様。どんな小さな選挙でも「どの選挙で誰を推したか」関係してくるので、おやおや、と思うようなことも起きている。

マスターが不機嫌なのは放っておくことにして、今朝は居間で着替えていたのだが、肘を、関節の隙間に食い込む形で蓄熱式暖房機の天板で強打し、もんどりうってもがき苦しむ。首まで痺れが起きて、暫し床の上に身を投げ出してぐったり。おかげで腕の伸縮に著しい妨げとなる痛みを抱えている。数年に1度の割合で、子供がやりそうなおっちょこちょいをする。痛いことより情けなさに涙こぼれり。よよよ。

夜のヨガ。痩身のポーズ、と言われると俄然みんな張り切るのだが、バレリーナか体操選手みたいなポーズゆえに、ちょっと大変そう。私の関節は、足を上げるなら上げ切ってしまったほうが楽だし中心線も決まる。ここへきて柔軟性を取り戻しているのを実感。スキニージーンズの流行には間に合わなかったが、足を鍛え直してカッコいい筋肉も取り戻したい。身体を動かしやすいこの時季こそ続けたい。
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by saporterK | 2007-04-23 23:54

道成寺。

雲隠れ。謡自体はほぼ覚えているけれど、何となく前夜に読み直した。道成寺は完全オリジナルではなく作者不明の話を叩き台にして作り直した曲ということなので、私の頭に「?」がたくさん浮かんでも落ち込むことはない。むしろ、そんな激しい感情を、結果はどうあれ出せることを羨む。信じる思い込みであれ、1人の人を想うエネルギーは、水爆数発分に匹敵する台風より強いらしい。

細かい部分を言い出したらキリがない。そもそも披キで「完璧!最高!」であるわけがないので、好き嫌い良し悪しを心に留めながら観ていた。全体の印象では、抑え込んだキャパを超えた突き抜け感というよりは、欲しいおもちゃが手に入らないで癇癪を起こしたような、そんな幼さが感じられた。「葵上」での六条御息所と違うので、あまり精神的成熟を求めていない。そもそも設定年齢が御息所よりずっと若い。つい自分の年齢でシテを見てしまうので、やけに幼く感じた。少女というよりは更に「お嬢ちゃん」くらいに。想う相手を一番にではなく、あくまで自分を一番に考えるのは、幼い。幼いというのはある意味では強い。強いが脆い。だから自分から乖離して蛇体に変貌してしまうのか。幼い人は喜怒哀楽いつでも泣きじゃくるが、そんな姿が思い浮かんだ。

バレエでも茶道でもお能でも、指先の始末で良くも悪くもなるというのは共通する。私は視力が良いので余計細かいところが見える。ゆえに気になることもある。それを言わないでいれば、鐘入りは誠にきれいだった。さすが鐘後見の喜之先生。鐘入りの良さが、今日の舞台の良さか。客席からの、不思議なタイミングでの拍手が無ければより良かっただろうに。残念。無理矢理現実に引き戻された気分になる。私が見始めた数年前は、拍手してはいけない雰囲気だったが、今は何だか拍手しなくてはいけないようで、お義理のように聞こえる時もある。お能は「舞台vs個人」、歌舞伎は「舞台も見所も皆で盛り上がる」イメージ。今日の見所のお客さんは歌舞伎のノリ。これも時代の変遷か(私は静かに楽しみたいだけ)。
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by saporterK | 2007-04-23 02:40

くしゃみ連発。

午前に、友達とニット縫製工場直売セールに行く。花粉症も終わったのでマスクを捨ててしまい、無防備な状態で中に入る。と同時に、他のお客さん(主におばさん)が、ニットというニットをひっくり返し始める。その横で、ひっくり返った中から私がヒョイと良さそうなニットを掠めていく。若者向けも年配向けも同じようにテーブルに置かれるので、どのテーブルも人がみっしり。人の間から手を伸ばしてヒョイ。掘り出しながらニットの山を崩す横からヒョイ。そんなことをしている間にも、私は不意に顔を背けて慌てて口を手で押さえて「ぶえっくしょいっ。。。ごほごほっ」を繰り返す。買う候補の服を選ぶのは迷わないけど、このくしゃみと咳がツライのだ。くしゃみをすると、気管が痛い。セールはこの縫製工場のしか行かない。ひっくり返し引っぱり出す人達を眺めるのも苦手だから。埃を吸いまくるのもイヤだから。

友達と試着しながら取捨選択をして、レジに。レジも混むので、私は値段別に畳んで出す。で、係のお姉さんが袋に入れるのもお会計もスムーズ。でもドサッと丸めたまま出している人ばかり。友達も相変わらず私の仕分けと畳む姿を見て感心と呆れるのが半分ずつの顔。お店に戻ってからもくしゃみが治まらず、ずっとごほごほしていた。腰痛がまだ治らないので、うっかりくしゃみを強くすると「うぅ〜気道も痛いけど腰も痛いぃ」と、何だかとてつもなく情けない声をあげてしまう。うぅ。

午後、母上がお店に戻ってきてから、市長選の期日前投票へ。運転中にくしゃみをして腰にグッとくる。よたよたと投票して、義務と責任を果たす。うぅ。
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by saporterK | 2007-04-21 23:24