南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

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3.2kgの親孝行。

普段の出稼ぎは休みで特番の収録へ。「お昼開始」と言われていたのが「8時半集合」に変更となり、女子バイトの子と「曜日感覚ズレるね。そして眠いね」とまったり。事前打ち合せをしている面々と異なり、どういう収録になるのかその場で知るが、キューシートがなくて愕然とした。えぇーっ、それはすごく不安ですぅ、と愚図る私の横でササッとキューシートを書いてくれたHさん、ありがとう。おかげで仕事ができました。出稼ぎから帰る際「明日は通常の放送があるので、間違えないようにね」と釘を刺された。何度もそんな話をしていたので、返って混乱しそう。

収録が終わって、素材で使って誰も引き取らないのか、梅干し3.2kgを戴いて帰る。マスターに「泣いて喜ぶべし」と恭しく、ガムテープで蓋を固定した容器を進呈。「これで当分梅干しに困らないぞ」と、昨日白州でカリカリ梅干しを買ってきたばかりなのに手放しで喜んでくれた。マスターは、お菓子と一緒であれば食べてしまう梅干し。「お父さんは昔の人間だから、食事に漬物がないと寂しくてかなわん」人なのだ。漬物がないとすこぶる不機嫌なのだ。苦し紛れに板擦りしたキュウリを塩昆布で揉んで出すと、不承不承それで代わりにするくらいだ。
ある意味、親孝行した日。ありがたや。
早速、夕飯の箸休めに、キュウリの梅干し和えが出てきた。美味。
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by saporterK | 2008-07-31 22:41

観光客化してみる。

本日定休。
私のゴルフ様が、車検から帰ってきて間もないのに先週金曜にエンストしたので、マスターがゴルフ様を連れて修理工場に向かった。私の知らない部品の2カ所のうちどちらが悪いので、段階的に様子を見ることになったらしく、来週の定休に修理第一弾へ出す。金銭的にも愛着的にも、おいそれと買い直せないので、是非直ってほしい。

午後になって、マスターと蕎麦を手繰りに行く。そして夏期は無休になったのか、白州の道の駅に初めて行った。県内外からの観光客で溢れており、野菜は争奪戦。すれ違ったライダーのおじさん達がアイスクリームを手にしているのを見て、甘味好きの親子としてはウズウズ気になってしかたがない。

野菜購入後、マスターはチョコナッツ、私はカボチャのジェラート。そこへ来てなぜ米とか蕎麦茶とか選べないのか。マスターが一緒の時は無難な選択になる。そうしないと「そっちを一口」と言えないから。親子でアイスをぱくつくなんて滅多にしないので妙に新鮮。まるで子供時代に出来なかった家族旅行をやり直しているみたいだ。観光客化した気持ちも手伝って、アイスはとても美味しかった。隣のテーブルで小学生くらいの女の子を連れた家族が、アイスを分け合っている姿を見て、私も子供の時にできたら良かったなぁと思わずにはいられなかった。やり直しはきくけれど、その年代でしか味わえない喜びも思い出もあるものだから。ちょっとしんみりしつつも、観光客の熱気に引きずられて「あ、トマトも買おうよ!」と興奮してしまった日。
帰宅後、家族旅行のやり直しではなくて、これが父親じゃない人とのデートだったらなぁ!と一瞬考えた。でもデートじゃまず道の駅には行かないだろうから、やっぱり家族旅行でいいや、などとテキトーな自分を思う。楽しかったんだから、いいや。
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by saporterK | 2008-07-30 23:30

トースト。

出稼ぎの後、ブックオフで本を3冊買って、通り道から外れているので稀にしか行かない喫茶店へ。お腹も空いていたのでトーストとホットキャラメルミルク。キャラメルはオーダー毎に作るわけではなく市販のシロップ。牛乳は乳脂肪分3.6くらい。私が自分で作るときはほろ苦くなるまで煮詰めて甘味は少ないので、何となくそんなつもりだったせいか強烈に甘い。キャラメル特有の苦味がなくお子様用といった印象。でもカップが鮮やかだけど嫌らしくない赤で可愛かった。

トーストは6つ切り3枚分ほどもありそうな厚切りタイプ。表面の程よい焦げ目と裏腹に、乗せてあるバターが全然溶けていかないので、ナイフで塗ってみたらバターが冷蔵庫から出したてのカチカチ。バターを「刻んで」乗せて、バクッと一思いに齧ってみたら、むむっ、中がパサパサして火が通っていない。上火だけで焼いてあるようで、トーストを割った時の「ほわぁっ」とした湯気がない!ショック。

1度焼いたパンをなぜ焼き直すのか。私は焼きたてのパリパリ感と、何よりあの焼きたてを割った時の湯気の再現だと思っている。それだのに嗚呼、アツアツ感も湯気もない、パサパサのパン。がっかり。お行儀がすこぶる悪いけど美味しい食べ方「ミルクに浸して食べる」戦法で食べる。予めオーブンなりトースターを温めて、ホイルで包んで焼けば厚切りも焦げ焦げにならずに中まで温まる。その手間は惜しんで欲しくなかった。

ふわっふわで、ほわっほわっのあつあつトーストとバターよ永遠なれ!と、ありもしない大海原に向かって叫びたい気持ちで出てきた。お店では、トーストよりもホットサンドが出るのでメニューから外してある。ホットサンド用の厚みではイギリス風トーストに仕上がるが、母上が気まぐれにジャムを作ってくれた時などは、表面がカリカリとして中がちょっぴりフワッとしたのを残すくらいに焼いてからジャムを乗せて(塗るなんてケチなことは言わない)食べるのが好き。ジャムがない時は、有塩バターとブラウンシュガーとシナモンパウダーとちょっぴりナツメグも振ったのが、これまた好き。
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by saporterK | 2008-07-30 00:27

草取り。切り絵。凝り。

f0053615_23131969.jpg朝から雨が降り、涼しいような蒸すような。それでも夕べは数日ぶりにぐっすり眠った。あせもが治り、汗と日焼け止めクリームでかゆかゆのおでこも治った。すばらしい。さて、開店前に1時間半ほど草を取ったり、落ち葉を始末する。曇り空とは言えさすがに大汗をかいたので休憩。蓋を開けてみたらお店は暇。隙間を見つけて切り絵を作成。よく見えないけど、上からリス、ネズミ、お買い物の女の子、波止場のカモメ。相変わらず裏紙使用。カワイイを理由にメニューのファイルに挟み込んでみた。

f0053615_23195392.jpgまだ作る。上段左からキャンドルスタンド、タージマハル風建築物、教会、下段左から香水瓶、フラダンス、ランプシェード。今回も初回のくせに「ここは変えてしまおう」と違うラインを書いて切ったりして、なかなか楽しかった。身体を捩ったりしながら切り絵を作る私を見たマスターは「お前も凝りだすと止まらないのな」と宣う。これは家系的性格だろうか。
ハサミやカッターを使い続けて、夜のヨガクラスで「首すっごい凝ってます」と言われた。確かにイタ気持ち良かった。草取りと切り絵で、だいぶ前傾姿勢が優位になっていて、身体を反らせると「うぉぉ、折れそうぅぅ」。無理はいけないが、筋肉や関節のバランスの為には、右なら左も、前なら後ろも、両方向動かすがよろしい。
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by saporterK | 2008-07-28 23:29
7月のワイン試飲会が終了。当日キャンセルが数名出てしまった。声をかけたいと思ったけど連絡先を聞いていないことに気付き悶絶。以前来店してくれたときはまだ日にちが変わるかもしれずお誘いできなかった。自分の間の悪さを思う。

人数の増減に関わらず、料理というのはかかる手数は殆ど同じ。今日は、トマトの煮いたん、タコとジャガ芋とセロリのガリシア風、茄子と茸と挽き肉の味噌炒め、インゲンのゴマよごし、キュウリの塩昆布漬け、チーズ、サラミ、ナッツ。

出稼ぎで生放送の番組に料理コーナーがあった頃、和食の料理人さんが「見た目が良いだけではいけなくて、食べやすいように隠し包丁を入れたり、見えないところこそ丁寧な仕事をしなくてはいけない」と、勿論お金を戴く以上はそれくらいして当たり前というのも含めて、食べる人のことを思いやる気持ちについて言われた。まだ試飲会も始めていなくて、家族の夕食でも精一杯だった頃の話。

タコの薄切りをしながら、桜煮の時に切るみたいなギザギザ切り(なんていうんだったかな)にして、さらに皮目に隠し包丁を入れた。元から柔らかいタコだったけど、歯が丈夫な私では気にならなくても、誰か噛み切りにくい人がいるかもしれない。祖母が入院していた時の食事を見て、見せかけだけで人を思いやらない食事の何と味気ないことかと思った。病院の方針はともかく、膳を見て泣いたのはあれが初めてだった。

私はタコをあまり食べないが、マスターは好き。今日のお客さん達も好き。ギザギザと隠し包丁の効果か味もよく染みて、食べやすく、且つ「これはヒットだ!」と喜んでもらえた。トマトの煮いたんは、トマトソース以外で温かいトマトを食べる機会が少ないからだろうか、マスターは「不味いわけじゃないけど、ビミョー」。マスターの「ビミョー」は、面と向かって不味いと言えない時の代用語みたいなものなので、がっかり。トマトの赤出汁やおでんや中華炒めに抵抗感を持つ人には無理な話だった。
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by saporterK | 2008-07-28 01:20

裏紙だけど力作なのだ。

f0053615_2336133.jpg忙しさのピークがなく且つ暇ではなかった日。誰かが「本は隙間時間に読め」と言ったように、切り絵も隙間時間にちまちまやってみた。相変わらずメモ用紙にしていた裏紙から色付きを抜き出して、トレーシングペーパー代わりにエアメール用のオニオンペーパーを使う。ウサギとペンギンは、裏紙の印字があまりに透けるので撮らなかったが、洗濯物、天使、バンビ、バレリーナ。

f0053615_23392689.jpg一番の力作。お手本では「踊り子」として、ロングスカートで足元は切りっぱなし。それではあまり踊り子に見えなかったので、ちょうちん袖はそのままにして腕を細くし、スカートをチュチュみたいにして、トゥシューズを履かせてみた。こういうとき、ふと「私って実は器用なのだろうか」と思い上がる。これは、お手本よりいい出来だぞ、なんて。でも残念。これも裏紙。なるべく印字部分を避けたけど、左側の子の片足に黒い字が透けており、レッグウォーマーみたいだ。なんか、すごく女子っぽいことをしている感じ。
うふふ。
仕事と趣味が、充実した日。
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by saporterK | 2008-07-26 23:47

打ち水。

怒ってではなくて、今日の暑さは頭に血が昇った。夕方にせっせと草むしりをして、ひょいと立ってくらくら。朝顔の蔓は項垂れ、カモミールは葉がちりちりになって枯れてしまった感じ。ドウダンツツジも一部灼けている。しかもマスターが「項垂れてるから」といって昼間に水やりをするので、それもぐったりの原因だろう。煮えちゃうからダメと言っても、ダメなんだなぁ。うーん。グリーンカーテンにするために、朝顔に直射日光が当たらないようにしなくてはいけないだろうか。「なんか矛盾?」と感じるのは私だけだろうか。

日が落ちて、植木に水をやって、お店の前も水を打った。いつもなら溜まった熱でモワッとなったあとは涼やかにそよ風が生じるのに、今日の風は生暖かくて蒸す。いくら水を打っても涼しくならない。でも多少は温度が下がったのだ、と言い聞かせておく。見た目は、濡れ濡れとした娑羅の葉の緑などは涼やかでまことに結構。娑羅の元に置いた石にも、つっくりと水が含まれて、こちらもまことに結構。植木場の砂埃も落ち着いて、葉が外灯でキラキラして、これまたまことに結構。
見た目だけでも涼やかさが感じられて、結構な夜。
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by saporterK | 2008-07-24 23:14

罪滅ぼし。

本日定休。
午後からマスターとワインの買い出し。その後蕎麦を手繰って帰宅。蒸し暑くてぐったり伸びていたところへ、母上が甥っ子を連れて来た。母上は「俄」だけで物を言う癖があるので、何だか寝ぼけた耳に私の名前が聞こえて、嫌な予感がした。
私は昨日「切り絵」の本を買ってきたのに、なぜか「折り紙」にすり替わっており、なんでも甥っ子に折り紙を折れと言っている。でもだるさで目が開かなくて、唸って退ける。私が怒っているのは母上に対してで、甥っ子にではない。でも私が人間語ではない何かを唸っているのが聞こえた彼は、すぐに離れ家から退散した。

f0053615_23384157.jpg夜になって猛烈にそれが気になって、ネットで折り紙の折り方を探す。でも折り紙自体がないので、メモ用紙に使っている裏紙から色付きを取り出し、正方形に切ってから。緑はなかったので、1枚で4匹のカエルにするのは色鉛筆で塗ってみる。星、おばけ、カエル、兜つきカード入れ、(映ってないけど)カモメ(のジョナサン)。あとは昔ながらのやっこさんとカメラでも折ることにする。幼子に、大人の感情の唸り声を聞かせてビビらせた、せめてもの罪滅ぼし。今更遅いけど。。。猛省。
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by saporterK | 2008-07-23 23:42

予定外なれど。

出稼ぎの帰り道、本屋を物色。「バイロン詩集」。ぶらぶらと棚を眺めていたら、切り絵の本が目に入った。以前どこかのブログで、切り絵で世界遺産を作る本を手本に作ったのを読んだので、まさかいきなり世界遺産などは作れないと思い「はじめての切り絵レッスン」(くまだまり/主婦の友社)購入。
お店のお客さん達で、消しゴムスタンプや折り紙、ミニチュア食品サンプルで、自分達の子供(と勿論自分の趣味)の為に作品作りに勤しんでいるのを感心していた。葡萄生産者ゆえに忙しかったとはいえ、母上には申し訳ないが、自分が幼少時に入院を余儀なくされていたのを差し引いても「わー、お母さんってすごーい」と思ったことが殆どない子供時代だった。我が子の為も含めて趣味の世界を深めていけるのは素晴らしい。

f0053615_23154749.jpg本は買ったが道具を買ったわけではないので、本屋の紙袋とハサミで、パラッと開いたページの切り絵を作ってみた。ヒツジと、アヒル。無心になるというか専心ってこういうことだわぁと、かぎ針編みで感じた気持ちが蘇る。これで適切な色の紙を選んで作ったら、もっと「作品」って感じになるのだろう。1人満悦に浸って深く頷く。購入予定外の本だけど、道具を買ったら一通り作ってみよう。

夜、少し赤みがかったカブトムシが網戸にぶつかった。マスターが捕らえ、キッチンのボウルにカゴをかぶせ、キュウリと桃の切れ端を入れる。なんか夏って感じ。
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by saporterK | 2008-07-22 23:24

また。

世の中は連休で、溢れる子供や学生や大人の波。リュックを背負って、学生気分でとことこ勉強にでかけた。関連がないようでいて、進化論や量子力学の話。ふむふむ、と頷いているとお能にもちょっぴり触れたりする。1回7時間の座学で、毎回多岐に渡る話に猛スピードでついていく意味ではスリル満点。当初は月1なんてちまちませず、毎週でもいいだろうになぁと思っていたが、間違っていました。熟考し咀嚼し理解し、程よく醸され煮詰めるには、1ヶ月欲しいです。

世間では猛暑日だったと先程知ったが、ちょうど最も気温が上がる時間帯に冷房がゴンゴンきいて肌寒い中にいた。やはり江戸はどこも暑い。しかも嫌な暑さ。特に夜になるとその気持ち悪さもひとしお。「山梨は、こんな暑さじゃないよー。早く帰りたーい」のに、人身事故で電車が遅れる。乗り換えまでは元々余裕があるのでいつも通りに帰れたが、あの待たされている時の周囲のイラッと感のほうが怖い。毎回何かしらの理由で電車が遅れる。座学よりその数十分ホームで立っているのがおそろしく疲労する。今日は、乗り換えの駅で鼻血を出した。ホーム隅の待合所に座っていたので対処できたけど、「江戸に出ると鼻が詰まってしかたない」と毎度の如く思っていたところだった。びっくり。
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by saporterK | 2008-07-22 00:37