南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by saporterK

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夕方、雲の切れ間から夕焼け色に見えだしてきた東の空。
でも南プスの頭上は雨。

大きな大きな虹が出ましたね。FBでアップしている方がたくさん。
久しぶりに、全ての色がクッキリはっきり見えて、
スマホのカメラでも隅から隅まで撮りきれないほどでした。
東の空にかかっているのに、仰け反って眺めてしまうような大きさでした。

虹の、そっちからあっちへ、本当に渡っていけそうなくらいです。

母が外から「ねー!早く!ちょっとー!」と、近所迷惑ともいえる大声で
叫びながらお店に入ってきました。
なんだよもー、と思って裏へ出ると、そこには「息をのむ」景色が。

朝ドラ「とと姉ちゃん」の週ごとの題に「常子、小さな幸せを大切にする」が
ありました。
今日の虹は、まさに、日常に起きる中にある、キラリとした宝物。

数分もすると、雲が虹の手前に伸びてきて、隠していきます。
切れ切れに見える虹を見ようと、母上「向こうを回って行くわ」と、
建物などの邪魔がない駐車場のほうへ遠回して帰っていきました。

母上のオトメな心も垣間みた瞬間でした。

こういう景色を、素直に「きれい!」と言葉に出せたり、
他の人にも見せたいと思って息せき切って「早く早く」と知らせたり。

私はどうもこういうのは1人で静かに眺めるほうなので、
誰かに知らせようとか、手招きするとか、しないんですよねー。
心の中では「すごーい!すごーい!」と、大はしゃぎしているんですが…

今日は、おかげで良いものを見られました。

虹に限らず「日常に見つける小さな幸せって、何があるかな」と
思いながら、消えていく虹を見ていました。

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by saporterK | 2016-09-25 00:11 | Comments(0)

寒い

長雨ですね。
蒸し暑い日もあれば肌寒い日もあって、服装での調節が難しいです。
来週はまた暑さの戻りがあるようですし、まだ夏服は必要ですね。

店内で、マスターと私の体感温度が異なるために、静かな攻防が
繰り広げられていることがあります。
そんな時は、お客さんのほうから「暑いです」「寒いです」と
言っていただけますと、問答無用で優先いたしますので。

さて、なにゆえか母上が昔の写真を出してきました。
したら10年…15年ほども前でしょうか、日付がついていないので不明ですが
どエラく若く見える写真が数枚。
カウンターの中で、マスターと私が並んで立ってます。
マスターが若く見えて驚く以上に、己の姿に驚愕しました。

うーん、20代半ばから後半で若いのは当然としても、痩せているので、
目が大きいし、顔も身体もシュッとしたはる…

まだ植木の刈り込みはお遊びくらいの感覚で始めた頃だと思いますが、
腕も細いし指も細い。眉がキリッとして顔つきが引き締まっとる。

服は黒とダークグレーなのでまったく色気もありませんが、
雰囲気がなんだか大変「女子」っぽくて、若干、美人に見えなくもない。

いやー、デブったんだなー…
5、6kgが大きな違いに見えるほど、昔はガリでした。
今、大変マヌケな顔と体型しています。
これから当時の「シュッ」に戻ろうとか戻れるとか思っていませんが、
改めて20代と、あと半年で不惑になる「その差」を実感しました。

そしてパッと見、全然似ていないマスターと私ですが、
鼻と顎の形状はそっくりです。

私は、小学生の頃、祖父の足の形状を見て「中込家の人間なんだなぁ」と
しみじみ思ったのが「遺伝」について考えた時でした。
マスターとの相似ではありませんでした。

それでも、なるほど、親子です。
わはは。

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by saporterK | 2016-09-22 22:25 | Comments(0)

ホホバオイル。

お店では、水もお湯も洗剤も使います。重曹もクエン酸もよく使います。
ゴム手袋してお皿洗いするわけにもいかず、素手でゴシゴシ。
そんなわけで、手肌に優しいものを探して三千里。

私はオイリー肌なので、これまでお手入れは殆どしてきませんでした。
が。
最近、年齢もあるでしょうけど、ちょこちょこ乾燥が気になってきました。

マスターが10年ほど前から乾燥による発疹に悩まされるようになり、
当時のお客さんの勧めでホホバオイルを使うようになりました。

当時はお客さんを通じて、個人輸入している方へ注文して、
オーストラリア製のオイルを購入していました。
使いやすいオイルでしたが、マスターが独り占め状態だったのと、
注文から配達まで、お客さんにご面倒をおかけしていたので、
できればオーガニックで、できればオイル特有の香りは精製してあり、
できればこれまで購入した金額の平均値くらい…のオイルを探しました。

ネットで「ホホバ屋さん」というお店を見つけました。
業務用ということもあって、単位は500mlから。
瓶入りは選ばず、パウチタイプ。小瓶を買って、家族でシェア。

今回は、精製ゴールデンホホバオイル、というタイプを選びました。
未精製だと香りがどのくらいか気になりますし、
マスターがこれまでの綺麗な黄金色をホホバオイルのイメージとして
抱いていると思い、浸透性が高い透明タイプだと何か言うかと思ったので。

小瓶にわけて、早速使ってみました。

使い心地はこれまで使っていたのとよく似ています。
香りもほとんどしませんし、伸びも良く、あまりベタベタしません。

仕事柄、手に匂いが残ると困るので、家族中で化粧品や洗剤、シャンプーなど
無香料が基本です。
整髪剤も、私は髪が長いので落ちないようにハードスプレーで固めますが、
ホホバオイルを付けると、ある程度しっとりまとまる。
ヘアクリームも何も要りません。椿油も使うけど、それは柘植の櫛用に。

肌にも髪にも、ほどよくしっとり感が出ていい感じです。
私は爪と甘皮の手入れにも使いました。
乾燥して爪に縦の細かい溝ができたり白っぽくなっていたのが、
つるりとすべすべ。甘皮も柔らかくなりました。
通年でお湯を使うので、ちょっと乾燥すると、甘皮が割れて痛いのです。
ホホバオイルならサッとつけられるし、すぐまた手を洗っても
クリームみたいにニュルニュルしないから便利です。
お皿や食べ物にも移りませんし。

これなら安心して使えます。
今度(だいぶ先になるかもしれないけど)は、透明タイプのを買ってみようかな。

コーヒーの香りが消されないように、使う物にも気をつけています。

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by saporterK | 2016-09-15 23:11 | Comments(0)

お忘れ物あります。

木曜日にご来店の方と思います。

女性用の黒い細身の傘を、お忘れ物としてお取り置きしています。

おそらく夜にお越しの、カウンターのお客様か、奥のテーブルのお客様と
思われます。
表に出してある傘立てに残っていました。

お気付きになりましたら、ジョージでお預かりしています。
無期限でお預かりしますので、思い出されて、行動の記憶の逆行を
試みていらっしゃるようでしたら、時間的におそらく最後の立寄場所として
ジョージに辿り着くかと思いますので、どうぞお越し下さいませ。

よろしくお願いします。

まず滅多に失せ物をしないのですが、1度だけ傘を置き忘れてきたことがあります。
雨降る横浜は桜木町…

その傘は、甲斐絹織という、昔は織物が盛んだった町が、今はネクタイや傘で
国内シェアでかなり浸透している手法でした。
表がモスグリーンで、縁に山葡萄のようなモチーフが出るように裏地が金の、
上品な1本でした。

ランドマーク内の化粧室に入って、スッと出てきてしまい、5分もせずに
気付いて戻りました。
が。
すでにそこには無くて、なんと似たような深緑色の傘がありました。
取り違えられたのか…

それでもと思って案内のお姉さんに事情を説明したものの、
そうした届けは来ていないと…

コンビニ傘でさえ壊れるまで使い続けているのに、いつもより少し体調が
悪くて注意力が散漫になっていた、ただそれだけで大切な傘を置き忘れ、
あまつさえ似たような傘と取り違えて持っていかれてしまった。
今でもあの5分間の自分の不注意を悔やまずにはいられません。

ということで、傘の地の色が褪めるまで、お預かりしていますので、
「ジョージではないだろう」と思わずに、お立ち寄り下さい。

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by saporterK | 2016-09-11 22:55 | Comments(0)

読めない「波」

お店を始めた26年前。
バブルは崩壊したけど、まだ景気が良かった頃。
私はまだ女学生(!)で、お店には出ませんでしたので、
どのくらい忙しかったか、よく知りません。

ただ両親との生活時間が全く変わったことで、
父たるマスターとは1週間、顔を合わせないこともあり、
その辺りで「どうやら忙しいようだ」くらいの認識でした。

当時は週末となると、平日以上に両親の帰りが遅く、
丑三つ時でないと帰宅しないことが多かったと思います。
やはり週末には人が多く繰り出す時代でした。

なので「この曜日は忙しい。この曜日は穏やか」という人の流れが
概ね決まっていたと思います。

しかしこの10年ほど、不景気の何番目の「底」かわからなくなる
不景気っぷり以降、「人の流れ」が「波」として平均しなくなりました。
何曜日が忙しいといった波が読めなくなってきました。
お店はどちらかというと平日のほうが、常連さんがいらっしゃるので
賑やかであることが増えました。
土日はむしろかなり静かで、穴場です。

コーヒースタンドが増えたり、ファミレスが増えたり、コンビニが増えたり。
喫茶店に敢えて来なくても、とりあえずコーヒーを飲める場所は増えました。

「喫茶店じゃなくてもかまわない」価値観の人もいるし。
「パッと買えて車の中で飲めるほうがいい」状況だってある。
「喫茶店の敷居が高い」イメージを持っている世代も多いし。
「長居しちゃダメそう」と思い込んでいる人もいる。

私はずっと「ジョージ」を見ていて、自分がその中にいて、
全く「敷居は低い」し「長居歓迎」なんですが、どう伝えたらいいのでしょう。

私は、腰を傷めているのですぐ座っちゃいますし、すぐ本を読みだすし、
単語書き取り練習とかしているし、手紙を書いていることもあるし。
自分が「長居タイプ」なので、お客さんが長くても一向気にしません。

狭い店内で「話を聞かれていそう」とも言われますが、有り体に、
マスターも私も26年分、年を重ねている内に、記憶力はすっかり発揮されず、
また注意力を「自分」に向けていないと、器をぶつけたりお湯をこぼしたり
刃物を落としたりするようになってきたので、「今まさに会話をしている相手」
以外の話に聞き耳を立てるだけの「余力」が全く無くなりました。

お店の家具は、たしかにオリジナルで家具作家に作ってもらった物ですし、
韮崎の「日月窯」三井康生にオリジナルで作ってもらった器ですし、
壁面にはプロの絵画を飾っているし。

でもそれは「敷居が高い」のではなくて「こういう家具を使いたいな」とか
「この器の使い勝手が良いな」とか、購入前の「テスター」だと
思っていただいて良いのです。

実際、お店で器を見て、触れて、気に入ったから欲しいと仰るお客さんには、
清里の萌木の村にある、三井康生のもう1つの「萌木窯」を紹介していますし、
買われている方も多くいらっしゃいます。

お店と全く同じ器はありませんが、代わりにもっとたくさんの器が見られますし、
器以外にも併せて使い勝手のよい小物が置いてありますから、
「比べて迷いながら選べる楽しさ」も充分に味わえます。

プラや紙のカップで飲むコーヒーもひとつです。
でも敢えて喫茶店なのだから、業務用の殺風景な白いカップではなくて、
手仕事の味わいに触れ、焼き物の扱いを知り、使い心地を楽しむのもひとつ。

家具も同じです。絵も、壁面に何か好きなものを飾る、ということが
意外と心を慰めてくれるものだと気付くきっかけになります。

日常に使いきれないというなら、それが「非日常の時間を過ごす」ことであって、
喫茶店に来て味わう時間ということであって、いいわけです。
家では割ったり欠けたりしそうでコワくて使えないけど、
ジョージに行けば(上げ下ろしなしで)器を使ってコーヒーが飲める。

「こうだったらいいなぁ」の1例として、ジョージがあるといい。
上手に喫茶店という装置を使ってください。

**
今月から、お店でも現在の作品を少しずつ展示販売しています。
場所の都合で、たくさん置くことはできませんので、少し。

現在は桃と葡萄の釉薬のカップ&ソーサーを1客ずつと、小皿があります。
ご覧になってみて、お好みで「こういうのが欲しい」というご相談も承ります。
カウンターの真ん中辺りに置いてあるので、お声がけください。

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by saporterK | 2016-09-08 23:40 | Comments(0)