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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

おいら幸せ者です

予告ともつかぬ「柑橘類好き?」から数日して、サプライズ!土佐文旦が1箱届いた。畏れ入ったことに受け取ったマスターは私がお店に戻るまでの半日、箱も開けずに『待て』状態。母上と2人、時折箱を眺めて「はやく帰ってこないかなぁ」だったそうな。
で、クタクタの姿で戻ると早速「なんで?」とか質問攻め。

箱を開けると、ふわぁっと箱の中で留まっていた香りが開放されてきた。これは良い兆候。ぴちぴちの皮、きれいな繊細で微妙な黄色。
うぅっこれは夕食を待たずに食べなくっちゃ。

わらしべ長者とは違うけど、私はちょっぴり普段にプラスしたくらいの物から、何だか何倍にもなってきた感じ。エビではなく小さい桜えびで大きな鯛が飛び込んできたみたいなサプライズ。箱の中で輝く果実を眺めながら、さっきまでクタクタだったのが嘘みたいに忘れてしまった。

皮を剥くだけでも香りがカウンターの中に立ちこめて、換気扇を回している厨房へそのまま移動して、母上が奥で悶絶しそうに「はぁぁ、イイ香り!!」。上品な甘さ、ハリのある実。文旦って繊細な果物。強烈な印象がない代わりに、いつまでも舌の記憶に残る優しさがある。うぅん、幸せ。文旦をセレクトしてくれてありがとうございます。
嬉しいっ。
スイトピーといい文旦といい、天然自然のアロマほど脳を優しく解してくれるものはない。花と果実はなおさら!

友人や良き助言者に恵まれているとずっと思っているけど、サプライズな贈り物が続いていて、何だか目眩を起こしそうなくらい嬉しい。そして時々会って話す何でもない会話や表情をとても覚えていてくれて、サプライズでガッツリと幸せ感を鷲掴みにして私に贈ってくれる。
野菜を食べている顔をみて、野菜ピュレを混ぜ込んだプリンをくれたAさん、1時間も電話で話して、予告以上の素敵な香りのスイトピーを誕生日プレゼントしてくれたSちゃん、そして全ての柑橘類を愛する私に文旦を届けてくださったKさん、ありがとうーっ。
プリンはもう食べてないので、花の水切りのとき、カウンターにスイトピー全部と文旦をまとめて置いて眺めてみた。ぎゅっと抱きしめたいくらい壮観。
五感を心地よく刺激してくれる贈り物と、ずっとココロに残るこの嬉しさは、誰彼かまわずに叫びたくなる。
by saporterK | 2006-03-01 00:42