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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

初・花火(遠め)。

夜になって、暇な時間に単語帳を作っていましたら、風もないのに
表の看板がゴトゴト壁に当たるような音が聞こえてきました。

ふと「これは花火ではなかろうか」と思い至り、駐車場に出てみました。
そしたらどうやら若草の花火大会。
毎年「音の伝導ってどういう計算だったかなー」と、もはや思い出せぬ
公式について(確か気温と、音速と、伝わるまでの時間から割り出した
気がします)思いを馳せながら、花火を観ました。

「すぐそこなんだから、早くお店閉めて観に行けば良かったなぁ」とは
マスターですが、最後の20分くらいのクライマックスを観られました。
結構気前良く上がっていました。

毎年、お店からは若草だけでなく、市川大門の神明の花火大会も
小さいながらも見えます。小さくて,音に時差があるけど、人混みなし。
それに、障りの月と同じで、心の内で、内臓に響くほどの音と振動と
大きさを思い出すほうが、結構心地よいな、と思ったりしています。

以前、出稼ぎで番組と花火大会が重なったので、番組終了後の1時間、
花火を打ち上げる場所から川を挟んだ川岸で観る役得で、神明の花火を
観た時は、そりゃもう内臓の奥の奥まで響きました。
遠くから眺めても、その時の響きが思い出されてかなり楽しめるあたり、
安くて済んじゃう人だなぁと思います。

花火大会って、見えなくて音が僅かに聞こえるだけでも、なんだか
ワクワクしますね。日本の夏って感じがして。
by saporterK | 2010-08-01 00:25