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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

お店にいながらにして。

今日は暇でした。とほっ。。。

のんびりできたおかげで、何度目かの「ヒストリアンⅠ、Ⅱ」読了。
毎回、ヴラド・ツェペシュの最期のあっけなさに戸惑います。
それはたぶん、派手なみどころがなくては成立しないハリウッド
映画の価値観が頭のどこかにこびりついているからでしょう。
本来、不自然に500年も生きちゃっているようなものの最期は
それくらいでないとね。でも、まぁ、ほんの数行で…。

これを読むと、本っていいなぁと思いますし、様々な語学の魅力も
再認識しますし、登場人物達の知識の豊かさへの嫉妬にも似た
羨望が湧き立ちます。

という思いを胸に一休みしたら、南の空が俄に暗くなりました。
駐車場に出て眺めていたら「きっとあそこから向こうまでゲリラ
豪雨にちげぇねぇや」と思う、霧のようでいてすっぽり柱状に見える
雨が見えました。しばらくして、こちらも降ってきました。

「あっちがあれだけ降ってると、花火は中止かな」
しとしと雨が降る中、お客さんと話をしていたら、パッと明かりが。
お店の外から、20秒ちょっとの時差で音が聞こえるくらいの距離で
市川の「神明の花火大会」が見えます。

雨も上がって、色々な花火を眺めていました。
しかしあちらは風もないようで、次第に煙が視界を阻み、あたかも
「障りの月」状態に。
しかも尺玉が最も綺麗に見える位置に煙は棚引き…

「見えない!中止だと思っていたのが見られてラッキーだけど、
いかんせん、見えない!」
棚引く煙に花火のきらめきが反映して、少々幻影的とも言えますが
やはり花火は全貌が拝みたい。
by saporterK | 2011-08-07 23:53