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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

冷静でありたい

日曜日は雲隠れ。帰るまでの1時間ほどガツガツ歩いて憂さを晴らす。
なんていうか、こう、自分ってもう少し冷静に物事を見ていると思っていたけれど、そうではない場合が1点あることに気付いて相当落ち込んだ。何人かの人生の良き助言者達の予言通りになったのも、見透かされていたようでなお落ち込む。「甘い甘い。まだまだ。」と助言者達の声の錯聴さえおきそうなくらい。中世ではオペラの上演中に商談をしたり密会をしたりヒステリーを起こしてぶっ倒れることはマナー違反ではなかったという。私は舞台を見ていながら、冷静じゃない自分の一部を見ていた。これで隣にいつも自分たちのコアの部分を話し合う友達がいたら、きっと冷静じゃない自分に対して分析をはじめたに違いない。「分析」という名を借りた、おしゃべり。

驚愕したのは、私は大勢人がいる中でかなり泣きそうなのを我慢していたこと。理由は原因の対象と冷静さを失った結果を生んだ自分とその内容に対して。傍目には多分、舞台に感動して目を潤ませているか、花粉症でそうなっているように見えるだろう。あまりに動揺して憤慨して頭から湯気が出そうで、泣きそうだった。

で、一緒に夕飯を食べた友達の悩みに殆ど耳を貸さなかったり、途中で前後の文脈なしに来たメールに腹を立て、文脈のあるメールにも何だか後で読み返したら嫌みにもとれるような文で返事を出していたりして、まったくもって大人げないことをしていた。謝るべき3人。本当にごめんなさい。

何でもないときだったら「ばっかみたい」と言い捨てるようなことに、自分が泣きそうに冷静さを欠くほどだったとはねぇ、と1日経って振り返った。朝起きて鏡を見たとき、すごく険のあるきっつい顔をしていた。おぉ、こわっ。
by saporterK | 2006-04-11 00:16