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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

準備。まずはパンから。

今朝は友達と縫製工場でセールしているところへお買い物。
今回はピンクだ!とばかりに、埃舞う中をせっせと掘り起こしてみる。明らかに私キャラじゃないような気もするが、友達の「平気」の一言で買う。そうしているうちに、私もピンクが似合うんじゃないかと思えるようになる。思い込み、というものは良ければ解放へ悪ければ枷になる、不思議な心理。今回は良い方向である、はず。

お店に戻り、2時頃に買い出しへ。明日のワイン試飲会用。野菜コーナーは「新」がつく物が多い。ジャガイモに人参に玉ねぎに。同じ野菜でもとても美味しそうに見える配列をしている。勿論実際美味しい。ただ果物や野菜のピチピチした色を見てうっとり。

そのお店にはチーズの品揃えがわりと良くて、棚の位置が変わって品が増えていた。ますますうっとり。ふたくち分くらいのチーズを6種類くらい盛り合わせたパックに惹かれる。初めてのチーズの場合ありがたい。塊を買って好みじゃなかったら目も当てられない。自分用に後日買うことにして、全てのチーズをチェックしておく。

帰ってきて、フォカッチャを作り始める。時差で2枚。せっせと手捏ね。お店のカウンターの中はわりと冷えるので暖かい場所を探すけれど、今日はオーダーの入る都合で、湯煎にかけたりオーブンレンジの発酵機能を使えなかった。狭い厨房の弱点。
とりあえず一番時間と体力のかかる物はパンなので、失敗の不安におののく要素が1つ減った。それだけでも肩が軽くなる。

明日は、野菜ムースの生クリームを泡立てすぎて分離してしまうなんてことさえなければ、概ね問題発生の危機はなさそうだ。でも試飲会当日という日に限ってずっとお客さんが絶えなくて四苦八苦することが多い。嬉しい悲鳴なのだろうが、狭い厨房でオーダーと併行して作っていると、本当に誰にも話しかけられたくない。無駄の一切できない状況なので、マスターと母上と私と、誰か1人でも一歩間違えるとガタガタになる。逆に皆の動きが珍しく指示なしに合致すると、ガリガリ怒ることもなく穏やかに速やかに時が流れゆく。明日もそうあって欲しい。以心伝心アンテナを張り巡らせないと。
by saporterK | 2006-04-16 00:49