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南アルプス市のジャズ喫茶より日々の出来事を。

by ex-saporterK

宿題。

本日定休。マスターは病院へ検診。母上は親戚がお見舞いに訪れるので接待。私は部屋に籠って宿題のレポート書きをする。宿題、久しぶりの響きだ。1ヶ月猶予があるので、周到な勉強と用意で仕上げようと毎日資料を読み、メモをとり、考え、奮闘していたが、メモ書きする毎に方向性が千々に乱れ、論理的展開が簡潔でなくなり、間延びする上に繰り返しが多くなり、引用の解釈が間違ってやしないか不安になり、何だか用意周到どころか迷宮に踏み込んでしまったような状況になりながら、やめると投げ出してしまいそうなので続けていた。提出日前の休みになったので、そんな1ヶ月分の堆積を整理し、パソコンの便利さに敬意を表しながらまとめていく。大学のレポート書きより真剣に取り組んでいたかもしれない。レポート用紙、広告チラシの裏紙、レシートの裏など、思いついた時に書き付けていたメモを、とりあえずパソコンの中に打って、重複した部分を修正していくと、驚くほど文章が減っていった。それくらい、同じことを考えていたのか。

天気はいまいちで、何やらうすぼんやりした感じ。まだ黄砂が降り注いでいるような印象で、部屋の中にいるのにむずむずする。花粉症としては終焉を迎えたのに、不快なこと甚だしい。それにしても音楽も聴かず、時折サーモカップに入れたお茶を啜る以外はずっと考えて、キーを打って、読んで手直しをすることだけをしていた。もう少し読み返して手直しすれば、まずまずの出来上がりになるのではなかろうか、と思い始めたところで2人とも帰宅。

休みの日に1日中籠って1つの課題に取り組んで、頭が沸騰した日。でもあらかた目処がついた解放感も得られた日。いつも準備さえ後手に回して、提出日直前になって一気呵成に仕上げていたのが、ほんの数日余裕があるだけでこの解放感たるや説明し難い。どうして学生時代の全ての宿題に於いて、こういう前倒し行動ができなかったのであろうかと首を捻る。
by saporterK | 2008-04-17 00:29